感染症|COVID-19:花いっぱいプロジェクト

 新型コロナウイルス拡大の影響は、私たちの想像より拡がりが早くて、ああ、そうだった、そういうのもあるな、なんて思いながら、みんなそれぞれ暮らしを守るべく対応しようとしています。

 

 3月は卒業式、謝恩会、送別会などの季節ですが、中止になると、この時のために花を育ててきた農家さん、販売や納入準備をしてきたお花屋さんは、売上がぐっと減ってしまいます。その助けになればと花を買うという活動も広がっています。


農林水産省も「花いっぱいプロジェクト」を、3月14日のホワイトデーを目前に控えた3月6日から実施しています。


個人が家庭用に花を多めに買ったからといって、それほど売上が上がるとは思えないし、何より切り花は日持ちがしないので、買うといっても限界があります。
でも、普段よりもお花を買って帰る人の姿をよく見かけたり、お墓のお花が多いのを見ると、「この程度ではとても助けにならないことはわかっているけど、何もしないよりいい」「何かせずにはいられない」と考える人が結構いることに、救われる思いがしています。
お花屋さんはこうした光景を見ることができるけど、農家さんたちはご存じだろうか??

コロナが長引くかどうかはわかりませんが、いったん止めたり減少させてしまった人や物の流れが元に戻るまでは時間がかかると思います。

家にいる時間も増えたことだし、これをきっかけに、使ってなかった花瓶を生かしたり、生け花のサイトを見たりして、花を楽しむ生活をしばらく続けてみようと思います。

 

 ちなみに農水省のプロジェクトの内容は以下のとおり。

1.趣旨
例年、3月は卒業式や送別会等の各種イベントや、お彼岸需要により、花きの需要が最も高まる時期のひとつです。しかしながら、本年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため卒業式や各種イベントが中止されること等により、最大の需要期に向けて生産された花きの価格が下落しています。
そこで、農林水産省では、「花いっぱいプロジェクト」として、家庭や職場での花飾りや花の購入促進の取組を実施します。

2.取組
(1)フラワーバレンタインの取組の一環として、ホワイトデーに花を贈る花き購入施策を推進します。
(2)胸ポケットに生花のコサージュを挿す取組を推進します。
(3)イベント等の開催自粛で余剰になった花を産地の生産者と連携して販売します。
(4)農林水産省公式Facebook、Twitter、BUZZ MAFF等を通じた「今週の花」発信や、家庭、職場等での花飾りや花贈りの事例の紹介、庁舎内等の花飾りを行います。
(5)地方公共団体、関係団体に、庁舎内及び職場等での花飾りや公共スペースでの花展示等を呼びかけます


農林水産省「花いっぱいプロジェクト」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/hana-project.html

 

 

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