BLOG作り|はじめにしたこと、続けるためにしてること

「発信」を始めたのは1996年頃。書いていたのは主に旅行記でした。当時はブログサービスもSNSもなく、HPを作るのにHTMLの知識も必要。作成だけでも手間がかかりました。

 

HPが少しずつ仕上がっていくことや、掲示板で普段の生活では接点のないタイプの人達とのオンライン(時にはオフライン)交流するのは、本当に楽しかったです。

 

インターネットの普及に加え、2004年頃かな、ブログサービスやMixiなどのSNSも出てきて、今では多くの人が気軽に発信できる時代になりました。いきなりブログを始めてスイスイと進められる人もいれば、何をどう書けばいいやら戸惑う人も。また、始めたはいいけど、たいていは2~3年すると更新が途絶えるか、ブログサービスそのものが終了・改悪したのを機にやめてしまう人が多いような気がします。

 

振り返ると、続いたのにはいくつか理由があったような
これまで何とか続けていたけれど、移転したり、いろんなサービスを同時に複数使ったりして、落ち着かない時期を長く過ごしました。色々使ってみるのは楽しかったのですが、ちょっと落ち着きたいなと思って、ここ数年、約25年分の記事をリライトしながら少しずつ纏めているところです。それでも続いたのは、

  • 記事を書くための環境づくり、作業の効率化・”快適”化も楽しんでいたから。
  • 記事を書くことによって好奇心が刺激されてネタに困らなかったから。
  • 流行とか売れっ子さんのブログと比較しても、方針がブレることがなかったから。

かなと思っています。
「書くことが好き」というより、「快適にしたから書くことが心地よくなって好きになった」という方が正しい感じ。

学生時代は作文のレポートは苦痛、国語は大の苦手科目だったけど、書くことや伝えることの大切さはそれなりに理解していました。そこそこの力は身につけたかった。うまくなりたいというレベルにも至っておらず、今より苦痛でなくなればいいと思っていました。
そんなレベルだったのに、こんなに続けられているのだから、人生って面白いものですよね。

今でも快適度重視。つまりは「身体感覚に従う」(笑)。


「書いてる最中に不快感があるのに、続くわけないじゃん」
「どういう記事が人気出るか、アクセス数が伸びるかばかり考える。
 =他人の好みとか気分とかわかんないものを狙って頭捻る、って超無理じゃん。」

って思ってます(笑)。でもそう思いません???
※「こうしたら彼は私のことを好きになってくれるはず」とか思って、やりたくもない料理をしたり、いろんなこと頑張ったわりにうまくいかずに悩みを深めてる女性みたいというか。そんな恋愛続くわけねーだろ、というのに似ていませんか?(違)。


まずは、誰にも見せない日記から始めました。
今思うと、これ結構お勧めかなと思います。誰も見ない紙の上にさえ、自分が体験したことや思ったことが書けない、書いてるときも書いた後にも快楽とか爽快感を感じられないのに、HPやブログなんて人目があるところに書くのはハードル高い。だからいきなり書ける人って素直にすごいと思う!
書きながら閃いたアイディアを少しずつ実行してみたり、日記に書いたことをピックアップして、リライトしてHPに載せていました。
また、当時繋がりのあった人達の発信力がすごくて、文章もきれいで、内容の濃い旅行記を書いているのにも刺激を受けました。いい環境に身を置くことも大事ですね。

そうやって回り出すまではちょっと時間もかかるし、馬力も要りましたが、振り返ればそれもいい思い出です。


以下、快適さを保つために決めて、今でも続けていることを一部ご紹介!

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●ジャンルは敢えて特化しない
よく「ジャンルは特化するべき。コスメブログ、旅行ブログとかはっきりさせる。日記・雑記ブログが一番アクセスが伸びない。それなら複数のブログを作る方がいい」とか聞きました(今もそうなの?)。
ひとりの人間がさまざまなものに興味・関心を持つことや、その対象が変わっていくことは自然なことなので、特化していないし、特化するメリットも感じないんですよね。
もちろん、特化したい人はどんどん探求していけばよいし、アクセス数が最優先なのであれば相応の戦略に沿えばいいのですが。特化するべき、特化しないと・・・という言葉に「?」と思ったら、自分はこだわらずに自由に書きたい人なんだーと思って自由に書く方が、絶対に快適度は上がるし、結果、続くような気がします。

 

●なるべく自分で撮影する。
ヘタでもいいんです。使うもの携帯でもデジカメでも一眼レフでも。
これも好みなんですけど、無料素材とかで、外国人がすごい驚き方とか頭を抱えている画像とか無理に差し込むくらいなら、下手でも自分で撮ったものを入れるわ!と思いました。文章と画像に差異があるというか、何ともいえない違和感あったので。そう感じたら、それに従って自分はやらないと決めた方が快適度は上がります。写真にも興味が出てきますしね。

 

●カテゴリ分け、タグ等のナビゲーションはなるべくきれいにする。
一応は公開するから、わかりやすいに越したことはありませんよね。
自分が遡って探したいときにも楽だし。中にはせっかく200記事以上書いているのに、カテゴリ分けの機能があるのに、カテゴリが「ブログ(219)」とかって。すごくもったいない(笑)。
情報を整理するのもそれはそれで日常生活にも役に立つスキルです。

 

●テンプレート化はしない、文章が長くなることを怖れない。
「こういう記事なら、こういう情報は必ず入れよう」というのはある程度決めているけど、テンプレート化はしていません。そのときのモードで書くため、すごく長くなることも多いです。逆に(多くの言葉が要らない類のものならともかく)それほど言葉が出てこないなら、無理に書くこともないかなとさえ思っています。

なるべく、書いているときの集中力とか循環を途切れさせないようにしています。他人のブログを見て、さほど関心や必要がないトピックでも、書いてる人のノリやリズムや思いなどを堰き止めずに書いたものだと感じたら、長くてもフムフムと読んでしまいます。
逆に、本題に入る前の宣伝や前振りが長く、本題に入ったのになんだかんだと本筋から逸れ、やけにダラダラ引っ張ってるものは読みません。多分PV数稼ぎだと思いますが、これくらいなら本筋は1ページで書けるんじゃない?という内容なのに、5~10記事に渡ってしまってるようなものは、途中で興味が失せることが多いです。ひどいのになると、本題に入る前の宣伝文の方がずっと長くて、本題はTwitterか?川柳か?と思うくらい短かったり(笑)。

 

●芸能人・有名人ブログの真似はしない
芸能人だから、たった数行の記事でも、「今日は〇〇でランチしました」だけでも読むのであって、一般人が同じように書いても同じようなアクセス数やフォロワー獲得には繋がらないですよね。書くときも、わざわざ時間と労力を使ってまでそれを書きたいのかどうか。
また、やたら改行して行間がだだっ広くする書き方は、絵本や詩集やフォトブック的にしているならいいのですが、そうでないとキツイ。スクロールした割に得られる情報が少ないし、読みづらいし、何も伝わってこないんですよね。
書いている本人は楽しいのかな?こう書けば素敵って思われるだろうってことだと思うんですけど、いったい誰に素敵って思われたいんだろう?



●なるべくお金をかけない
特に最初はなるべくお金をかけないこと、開始後ももちろん同じくなるべくかけない。
「お金をかけたんだから頑張らないと。書かなきゃ、何か書かなきゃ」ってまさに自縄自縛のブログ奴隷。「ブログで稼ぎたいならWordPress」と言われていて、間違いじゃないかもしれないけど、レンタル・サーバーの契約して独自ドメイン取ると年間15,000円+消費税くらいかかります。ブログにも有料プランがあるけどそれでも年間10,000円とかかかります。
CMSや画像編集ソフトをちゃんと程度使えるようになれば、それはそれでスキルがつくけど、そういう使う仕事をしたいわけじゃないなら別に頑張る必要もないですし。
ちなみにこのブログは、GoogleのBloggerを無料で使っています。ただ、移転したときにURLが変わるのが嫌なので、独自ドメインだけは取ってあります。

 

●ポジティブなことばっかり書かない
しょうもない愚痴や難癖の垂れ流しばっかりはどうかと思うんですけど、きれいなこととかポジティブなことしか書いていないブログやSNSって、読んでて面白いですか?書いてて苦しくないですか?
実際、私は最初っから万人ウケするような記事は書いていないし、その自覚もあるので、「ポジティブなことを書かなきゃ」というプレッシャーって正直よくわかりません。

人気商売でいつも元気で明るく見せなきゃいけない立場でない限り、書くときに多少の加工やマナーは必要だけど、ネガティブなことも書いてもいいと思うんですよね。暗い話題だって時にはOK。だって生きているんだから。
SNSはフロー型なので設定を変えない限り流れて来て目に入るし、「自慢と取られないように自慢する場所」「少し盛って大きく見せる場所」という面もあるけど、ブログはそんなこともないので、かえって楽かもしれないです。
そういう楽な場所をわざわざ苦しい場所にすることもないですよね。
実際のところ、何をネガティブだと思うかも、読み手の気分にも左右されてるように思うのですが。

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続けていると書いているうちに変わったり、時には迷うこともあるけど、とにもかくにも私の場合は「身体感覚に従う」でした。最初のうちはアクセス数もほとんどないから、色々試したらいいと思います。

「いいのはわかるけど、しっくりこない」
「ダサいとか長いとか言われるだろうけど、書いていて気分がいい」
「画像がきれいじゃないのはわかってるけど、今の段階はこれでいい、今後の課題にしていく。」

そういう自分の中の声というか、何か大事にするものを1つだけでもいいので決めておくと楽です、ホントに。ブログの目的は人それぞれで、ブログで稼ぐ、有名ブロガーになる、自分の商売の宣伝をする、とか何でもいいし、変わってもいいんですけど、それをする上で”そこはブレないでおきたい”ところがわかってたら、続くんじゃないかなと。

雑記系・日記系というより、「記録系」ブログを書いている私からすると、

 

ブログ記事って、
ただの思い出じゃなくて、”資産”になると思う。

 

という意見には、概ね賛成。正確には、「資産にも負債にもなる」かな。
簿記的な考えや「資産=お金を生み出すもの」という考えであれば、やり方によっては多少は入るかもしれないけど、当てにはなりません。でも、広く考えるとメリットは大きいと思ってます、続ければ続けるほど。
積立貯蓄みたいなものかなあ(笑)。

もちろん、今でもまだまだ改善の余地はあって全然追いついていないし、キリがないのですが、完成することはないから続いているのかもしれませんが。
 

 

みなさんの、「始めたきっかけ」「続けるためにしてること」「続けてよかったこと」など教えてもらえたら嬉しいです。

 

 


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