Thailand|王宮(1):プラ・シー・ラッタナ・チェーディ/ドレスコード

王宮にやってきました。敷地はおよそ20万平方メートル。白く高い壁で囲まれています。ツーリスト用の入り口から入るとこの景色。


現在の国王はここにお住まいではないそうですが、タイ国内で最も権威があり、王室の重要な祭典などに使われています。


敷地内の仏塔には仏舎利(仏陀の遺骨)が収められているため、タイ全土から仏教徒が訪れる神聖な場所。門の入り口でセキュリティチェックと服装チェックがあります。露出度が高い服装では入場できませんが、洋服の貸し出しや販売もしているようです。

王宮で禁止されているのは

  • 肌の露出の多い服装:ノースリーブやタンクトップ、キャミソール、ショート丈(へそ出しなど)、ミニスカート、ハーフパンツや短パンなど。また、ダメージ加工のTシャツ+ジーンズなど、穴の開いた服もNGです。
  • 体のラインがわかる服装:タイトスカート、レギンス、スキニーパンツなどもNGです。
  • 透ける素材:シースルー素材など透けるものは肌の露出が少なくてもNGです。
  • 建物内での帽子、サングラス等の着用:建物の外は大丈夫です。
  • 迷彩服:王宮というより、タイでは軍人以外は着用禁止です。迷彩柄の小物も避けた方がいいかもしれません。
  • 政治色の強い赤や黄色の服

カーディガンやストールなど軽く羽織れるものを持っていると、暑さやエアコンがきついときに役に立つけど、急にこうした神聖な場所に立ち寄ることになった時にも便利です。



王宮のチケット売り場周辺から見える王室守護寺院「エメラルド仏寺院(ワット・プラケオ:Wat Phra Kaew)」。


私は、ゆったりめの半袖のカットソーの上に薄手のカーディガン、足首まであるワイド幅のパンツ、つま先が少し出る程度のサンダルでした。配色は白×ベージュ×茶色です。マニキュアやペティギュアも薄いピンクベージュ。念のため、白のストールと白い靴下も持参していました。

その国の国王が亡くなって「喪中」のため、服装や持ち物のほとんどは、控えめの色にしました。直後ではないし、私達外国人観光客が上下真っ黒の服を着る必要はないと思いますが、やはり鮮やかな色を着る気にもなれなかったので。
バッグにはさりげなく、小さな黒いリボンを付けていました。


インフォメーションセンターでは、オーディオガイドの貸出もあります。


翻訳されたパンフレットもありました。
王宮の中にも置いてあります。持ってて役に立ちました。




回廊の絵「ラーマキエン物語」
入場して早々に見どころがありました。まず最初に目に付くのが「回廊の絵」。


タイの重要な古典文学であり、伝統的な舞踊劇のひとつ「ラーマキエン物語」を壁画にしたもの。ラーマ王子の妃シーターを誘拐したトッサカーンという鬼と、ラーマ王子が戦って奪還するストーリーです。主役のラーマ王子よりも、彼の片腕である将軍ハヌマーンという猿の化身がとても人気あるそうです。



Thailand見聞録:ラーマキエン
http://webthailand.jp/thailandquest/culture/culture04.html



プラ・シー・ラッタナ・チェーディー(Phra Sri Rattana Chedi)
仏舎利が納められている黄金の仏塔(チェディ)。ラーマ4世がアユタヤにあるワット・プラシーサンペットの仏塔を真似て建てたものだといわれています。



「ラーマキエン」に登場する鬼神のヤック(緑色)と猿神のモック(白色)。



ヤックはヒンドゥ教の「ヤクシャ」、日本でいう「夜叉」ですが、タイでは身体を張って王を守るというキャラクターだそうです。モックは、中国では孫悟空、日本では鬼を退治する桃太郎?



所変われば・・ですが(宗教の伝わり方やルートの違い?)、ここでは魔除けの役割を担っているのだそうです。

王宮は広い!まだまだ続きます。




タイ王宮
https://www.royalgrandpalace.th/en/home

タイランド画報:タイ 王宮 の歴史・見どころと観光の秘訣
https://thailandgaho.com/grand-palace-bangkok/



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