Health|断食体験記(3):2日目~心にも断食反応?

食事を絶ってから36時間、2日目の朝は酵素ドリンクからスタートです。施設での食事は1日、朝と夕方の2回。水分はなるべく摂るようにとのことで、お水以外にも「はぶ茶」が自由に飲めるようになってました。

 低血糖防止対策として生姜湯はOKですが、1日1袋(コップ1杯分)が上限。薄めに入れて、数回に分けて飲んでいました。

 <この日摂取したもの>

  • 朝:酵素ドリンク(250ml)
  • 夕:野菜のポタージュ(60kcal)
  • お水(1200mlくらい)、はぶ茶(150ml)、生姜湯(200ml)

 

現代人は「毎日3食摂るもの」という思い込みや習慣から摂取していることも多く、間食までしたら、内蔵はいつも働いている状態に。また、化学物質の摂取も疲れの一因で、内臓が疲れていると体が重く感じるらしいです。
断食には「内臓を休める効果」があるそう。



みんなの様子
だいたい20人くらいが同じ日に断食をスタートしたのですが、断食中の体の負担や反応は、かなり個人差があり、人によっては歩き回りたくなるとか。しかも、食べ物を探すという本能に突き動かされるのか、普段よりも歩けるのだそうです。
過ごし方もそれぞれ。自由時間が長いので、持て余してイライラする人もいれば、少々だるいけど平然としている人、へこんでる人などなど。
早朝からウォーキングだの温泉だのと元気いっぱいの人もいれば、ずっと読書をしている人、ここで知り合った人同士でしゃべってる人、寝込んでる人など。
 

断食反応、私の場合
「何ともない組」「反応薄い組」「発散組」「体力温存組」「寝込み組」に分けるとしたら、私は「寝込み組」。
低血糖っぽい症状などの強い反応は続いていて、頭痛や吐き気、倦怠感や微熱は継続、その上、新たな症状が出てきました。軽い眩暈、音に過敏、口の中が粘っこい、目ヤニが出る、気分が塞ぐ、トイレが近い、汗の臭いがいつもより気になる・・など。
幸い、施設周辺は鳥や風に揺れる枝葉の音くらいしかしないので助かりましが、たまに甲高い音声が耳に入ると、金属音を聞いているようでちょっとつらい。口の中の粘り気も強く、歯を磨いても洗口液を使っても、ネバネバが出てきます。
食事を絶って46時間を超えた頃(2日目夕方)、やっと少し落ち着き始めました。食欲はあるというより、「味が欲しい」「噛む→飲み込む」という、生きるための基本の動きがしたくなると言うほうが正しい感じ。
多分、実際には固形物は食べられず、一口でいいやって思うかもしれません。
 

断食反応はココロにも
気分の変化についても書いておこうと思います。
人によっては、ウツっぽかったり、逆に焦燥感が出たりすることもあるようです。どちらかというと私は前者タイプで、エネルギーが内側に向かっていきました。意欲なし、集中力なし、目がすわってる、orz

加えて、

  • 自責感が出る(何かをしなきゃいけない気がするけど、できないので)
  • 忘れてた怒りや悲しみが出てくる(具体的なことと、理由がわからないものが混在)
  • 脈絡のないことを考え続け堂々巡りになっている

夜遅くに「明日は3日目だから・・」と思ったら安堵感も出てきて、もう楽になっていいかな、そのための時間なんだし・・と思えるようになってきました(終わりが見えているから)。もう、頭であれこれ考えてコントロールをしようとしてもできないので、身体に任せる、委ねた方がいいんですけれど、それが怖いんでしょうね。普段やらないことだから。
それは、「やれ」という体からの合図かもしれない。

一方、私とは違う方向にベクトルが向いた方は、何だか激しくて、

  • 落ち着かない(我慢させられてる感じがするのを、何とか紛らわしたい)
  • イライラが出てくる、怒りっぽくなる(フンフン言いながら歩き回っていたとか)
  • 注意力散漫になる
  • アイディアがいろいろ出るが、纏まらない

と表現されていました。これはこれでつらそうです。内側に向かうタイプは「本人がつらい」、外側に向かうタイプは「周りがつらい」、休むのにもこれほど体力いるんですね(笑)。そんなに反応出ないよーという、安定した人たちが羨ましかったなあ。


この日のメモから
この日のメモには、「リピーターの方が、山場は2日目と言ってた」とだけ。妙に萎えた文章が書かれていました。それにしても、何でそんなに落ち込んだのかなあ、今となってはまったくわかりません(笑)。




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【ご注意】個人の感想・体験を書いたものです。効果や効能を保証するものではありません。また、断食は、健康に直接関係するため、(特に、心身の健康に不安がある方は事前に医師に相談したうえで)、実績ある専門家の指導のもとで行うことをお薦めしています。

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