Hawaii|オアフ島西側・ワイアナエ/海洋ゴミ/ツアー会社選びは慎重に

ハワイ島に行くつもりでしたが、山爆発中だしオアフ島内で済ませることに。ならば「North Shore」、天国に一番近い海と言われる「カネオヘ湾沖のサンドバー」、ジュラシック・パークのロケ地「クアロア・ランチ」、西側の「ワイアナエ」のいずれかまで足を伸ばしたい。


急遽、周囲の誰も行ったことがないワイアナエに行ってみました。



「ワイアナエ Waiʻanae」とは、ハワイ語で「ボラのいる水」という意味。
魚の「ボラ」のことですが、ボラは、ハワイ語で「アママ(Ama'ama)」、人間から生まれたと信じられ、非常に大事にされた歴史があるそうです。
古代から、食料源を確保するための養殖が行われ、海岸から山地の森林まであらゆる水源・水域を活用、世界で最も成功した養殖漁業の先進事例として知られているそうです。



オアフ島のなかでも最も観光客が近寄らないエリアですが、そんな歴史と、連なる山々、他とは異なる青さの海、そしてハワイアン特別居住区、やはり開発や観光地化は進める必要もなさそうです。
ローカル色が濃すぎるというよりも、「ハワイなのに、しかもオアフ島なのに、情報が少な過ぎる。渡ハ歴数十回のリピーターですらブログに書かない、何か理由があるのでは」などなど。

逆に、行ってみたくなりません?(え?ならない?)。


「手つかずの自然はいいが、やることがなさそう」「治安良くないと聞いたけど」というコメントについては、車の中か船の上か、海の中にしかいないから、そのへんは気にしませんでした。

単純に、きれいな海を楽しみたい、ウミガメとかに会えたらいいなくらいであれば、「カネオヘ湾沖のサンドバー」の方がよかったかもしれないです。



このあたりも、ウミガメや野生イルカがよく見られるエリアのひとつだそうです。
ワイキキから車で1時間位でこの景色!すごい岩肌というのか山肌というのか。ちなみに、イルカは午前中は寝ているらしく、時々酸素を取り込みに上がってくる程度だそうですよ。




「野生のイルカだからいつ出てくるかはわかりません。運がよければ見られます」ってガイドさんは船上で繰り返し強調してましたが、「運」以前に「確率」というのがあるんだけどね(笑)。
プランを立てるときは、時間帯にご注意を。
ちなみに、ウミガメやイルカに触ると罰金5,000ドル・・(2018年5月現在)。





海だけ撮ると、プールを撮ったみたいに見えるような青さ。
ワイキキのビーチとはまた全然違う青さと透明感に感激です。




海洋ゴミの話

現実を忘れさせてくれそうな美しい海の風景にも問題は多々あって、そのひとつが「海洋ゴミ」。人間が出したゴミが海を漂い、イルカやウミガメをも危険にさらしているのだそう。
たとえば、釣り糸やロープに絡まってしまうと、イルカは酸素を吸いに海面まで行けなくなり、窒息してしまうことがある。また、ウミガメは海面に漂っているビニール袋や空気が抜けた風船を見てクラゲと間違えて、喉や消化管を詰まらせたりしてしまったり。

実は、ハワイ周辺の海は、海洋の循環によって浮遊物が集まりやすい場所のひとつらしく、場所によっては、毎日すごい量のゴミが打ち上げられているそうです。当然、観光客である私達が見える場所ではなく・・・・(日本国内にもそういう場所はあるけれど、ハワイのゴミの量はその比ではないとか)。

海にも行かないし、内陸部に住んでるから関係ないというわけではなく、アメリカ本土のど真ん中、カンザス州のゴミが風に乗ってメキシコ湾まで飛んだりもしているとのこと。311東日本大震災のとき、津波がさらっていったものがアメリカ西海岸までも到達しているし、日本の海に落ちたゴミもハワイに到着しているというニュースは見たことがある人も多いのではないかと思います。
マイクロプラスチック(直径5ミリ以下のプラスチック片)が生態系に与える影響も知られるようになってきていますが、ここにも見えないだけで、マイクロプラスチックは漂っているのかと思うと・・・

この記事が「昔はこんなにきれいだったんだ」になりませんように。



ツアー会社選びは慎重に
ちょっと愚痴です。ツアー会社はいくつかあるみたいなんですけど、ちょっとなあ・・と思うところでした。
ノリノリで元気がいいのはいいんですが、みんな時差+早朝の集合で疲れ気味。若い人ばかりでもないうえに、中には軽く船酔いをしている人も居ました。なのに音楽ガンガンかけて踊って、1時間近く船上でバカ騒ぎ。それじゃイルカもウミガメも来なくない?

「ほら、楽しいでしょ。私達のノリに付いてらっしゃい」くらいの勢いで・・。おまけに、上半身裸の男が、船上で休んでる水着の女性客に何も言わずいきなり後ろから抱き着くとか、あり得ないことも(私もされました。肘鉄くらわしましたケド)。
悪ノリもいい加減にしてもらいたい。



ランチはタロイモを使ったハンバーガーでした。
バンズが紫色で珍しいですが、日本人スタッフが「これ2週間前に作ったやつだから、腐ってるんですよ~。見た目も汚いでしょ~~。はい、腐ったハンバーガー。」とか繰り返し言いながら、お客さんに渡してるんですよ。普通そういうこと言いますかね?
「見た目は変わってるけど、おいしい」とかいい点を伝えたり、きれいに見せるとか(葉っぱくらい入れろ)、日本人目線でどうやっても汚く見えるなら、他のものすればいいのでは?

で、最後、何て言ったと思います?

「Twitterでフォローして、ツアーの感想書いてくださいね。
でも、悪いことは絶対に書かないでください。よかったことだけにしてくださいね。ちゃんとチェックしてるので、悪い内容を書いたら削除やブロックしまーす」

しかも、念押しに継ぐ念押し、です。
誠心誠意尽くしても、嫌なこと書いてくる人はいるものだけど、


その前に「ちゃんと仕事しろ」です。


というわけで、こういう会社が改善されるとは思えないので、ツアー会社は選びましょうというのと、急遽参加することにした場合は、ハズレも覚悟しましょうというお話でした。
もっと口コミを見ればよかったのかなと思って居ましたが、こんな感じだとアテにならなそうですよね。

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