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2024-10-30

静岡|水路がある風景(2):源兵衛川/桜川

 ひたすら水路の写真を貼っていきます。水路は浅いので落ちても大丈夫そうとはいえ、やはり靴を濡らしたくないので、水路上に作られた木製の歩道と置き石の上はあまり歩きませんでした。踏み外しそう(^^;

 

こちらは源兵衛川。意外なことに、源兵衛川も湧き水ポイント自体が減っていて、工場排水を放流しているのだとか。

2024-10-29

静岡|水路がある風景(1):蓮沼川と水車(三島市)

三島市には、町のいたるところに水路があります。明治時代には製糸が特に盛んで、製材、精米業、紙すき、染色(紺屋)、製傘(せいさん)業など水力を利用した産業が多く見られ、こうしたモノづくりの職人さんの街でもあったとか。

三島の水は夏冷たく冬暖かいと言われ、年間を通して15度程度、染め物にはうってつけで、昭和初期には小さな町だった三島には染物屋さんだけでも20軒以上あったそうです。布を川に浸している光景はきれいだっただろうと思います。

木製の小さな水車。これで発電していたの?

 

現在、三島市で水車を見ることができるのは、蓮沼川(宮さんの川)や楽寿園内。三島ゆうすい会の「遊水匠の会」が、懐かしい風景を再現しようと、飛鳥時代の水時計や大きな手作り水車を設置したとか。

2023-11-09

東京|日比谷公園のタリーズ/再整備工事中の様子

 

都内のカフェとは思えない光景ですが、2022(令和4)年5月にオープンした「タリーズコーヒー 日比谷公園店」 です。今年は11月なのに暖かい日が続いていることもあり、テラス席は空いてもすぐに埋まってしまいます。

 

お店の奥には特別スペースが設けられ、日比谷公会堂の開業当時の資料(東京都が記録・保管していた貴重なもの)の一部が紹介されています。

2023-04-07

東京|日比谷公園、再整備で樹木が千本伐採の危機

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東京都の公園再整備による神宮外苑の樹木の大量伐採が問題になっていますが、日比谷公園でも、千本以上の樹木の伐採をするとか。1903(明治36)年の創立当時、100年後の未来を見据え、将来は緑豊かな空間になるようにと、植えられた幼木、苗や種たちがこれほど見事に育っているというのに、です。


また、歴史ある施設の取壊しも計画に盛り込まているとか。

2023-03-21

書籍・映画|原発を止めた裁判長、そして原発をとめる農家たち

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2011年3月11日午後2時46分、三陸沖130kmでM9の地震が起き、福島第一原子力発電所では震度6を記録。多くの人が避難を余儀なくされ、計画停電も実施されました。時間が経過するにつれ、当時の緊張や事故の深刻さは人々の意識の中から薄れ、街にも以前のような明るさが戻っていきました。原発とその周辺で何が起きていたのか、私達はよく知らないまま、また知ろうとしないまま、再稼働に向けて舵は切られていきました。


2014年5月21日、当時、福井地裁の裁判長だった樋口英明氏は、大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じる判決を下し、翌年2015年4月14日には、高浜原発の運転差し止めの仮処分決定を出しました。日本で原発の運転差し止めの仮処分の決定が出されたのはこれが初めてで、非常に歴史的な判決でした。

2022-08-21

東京|新東京ビルヂング/「9人の写真家が見た水俣」展(2)

前回の続きです。ここがビル2階にあるアートスペース。オフィスビルとはいえ、ビルの1階~2階は公共施設みたいな雰囲気もあり、気兼ねなく入れます。ちょうど2022(令和4)年7月4日~30日まで「9人の写真家が見た水俣」の写真展が行われていました。

1969(昭和44)年に出版された石牟礼道子(いしむれ みちこ)さんの「苦海浄土」、昨年秋に公開された映画「MINAMATA」は有名ですが、数十年に渡って水俣に足を運んで撮られてきた写真はどれも胸に迫るものがあります。
でも、つらいものばかりではありません。

2022-08-20

東京|新東京ビルヂング/「9人の写真家が見た水俣」展(1)

有楽町駅前の再開発も決まっているし、東京の風景もどんどん変わっていきそうなので撮りためています。今回は「新東京ビルヂング」、1963(昭和38)年第一期竣工、1965(昭和40)年完成。


この時代のビルは角に丸みを付けたものが多い気が。デザイン的な流行か、「尖ったものや鋭さを感じるものを他人様に向けてはいけない」ということに敏感だった昭和らしい感覚か。角に使われている曲面ガラスは当時の最新技術だったそうです。

2022-01-28

生存と環境と|恵方巻から食品ロスを再考

節分に頂く恵方巻きは、年ごとに決まる方位の「恵方」を向いて食べると縁起が良く、願望成就するとされる太巻きで、いまや豆まき以上の国民的行事。一方、売れ残りが大量に廃棄され、問題視されてきました。



日本では「食品ロス」「フードロス」という言葉を使っていますが、現状は「loss」と「waste」の両方。

2021-05-09

生存と環境と|季節の花:ハマヒルガオ、これも海岸侵食の影響で・・

早いものでもう5月。砂浜の一部をピンク色に染めて、春が終わり、夏に向かっていくことを知らせてくれるハマヒルガオ。しっかりと根を張り、砂の上を這うように茎を広げ、防砂の役割も果たしています。開花時期は5月~7月。


世界中の温帯地域の沿岸に生息しているらしいので、珍しい花ではなさそうですが、意外に見かけない・・。湘南では茅ヶ崎海岸で見ることができました。

2021-03-25

生存と環境と|桜貝のこと

逗子海岸で、桜貝をいっぱい拾いました。いつ頃からか貝殻自体を見かけなくなってきました。桜貝はレッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)に「準絶滅危惧」として掲載されるほどになっていたんですね。。


準絶滅危惧とは、「現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては”絶滅危惧”に移行する可能性のある種」のこと。

2021-03-24

生存と環境と|神奈川県逗子海岸/海岸侵食の話

久しぶりの逗子海岸。お天気がよく引き潮の時間帯だったせいか、遠浅の海岸の向こうに富士山がよく見えました。しかも、桜貝も拾えました!(桜貝については別記事にて)


晴れていると夕日もきれい。気づいたら、海岸にいる人が増えていました(笑)。

2021-02-25

東京|パブリック・アート:手塚キャラの「ガラスの地球を救え」

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鉄腕アトムは、手塚治虫さん(1928ー1989)の代表作、1963(昭和38)年から日本初の連続テレビアニメとして放送。


作中で「主人公のアトムは東京・高田馬場にある科学省で2003年4月7日に誕生」という設定であり、番組制作を手掛けた「手塚プロダクション」の事務所が高田馬場にあることから、1998年に高田馬場駅の高架下にこの壁画は設置されました。

2019-03-19

東京|パブリックアート:岡本太郎「明日の神話」

JRから井の頭線へ抜けるココースにある巨大な壁画。岡本太郎さんの『明日の神話』、原爆・水爆をテーマとした作品のひとつ。

 

1954(昭和29)年に第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂の瞬間と、核兵器に焼かれる人間を描いたという重たくも大切なテーマです。

2018-10-29

湘南|江の島シーキャンドル/灯りの作用(藤沢市)

既に湘南の見どころの一つになっている江の島サムエル・コッキング苑の「Sea Candle」。2002年に、江ノ電開業100周年事業の一環として始まってもう16年。ここでは本物のキャンドルです。準備も管理も大変だと思う!



灯りが時代を反映するのか、それとも灯りが時代を作っているのか。

2018-05-26

Hawaii|ワイキキ・ビーチ/歴史と海岸侵食の話

一応、オアフ島に来たのでワイキキビーチについても書かないと!



ワイキキはハワイ語で「水が涌くところ」の意味で、元々は現在のようなビーチではなくて湿地帯だったそう。つまりこれは人工の砂浜。それに、青い海、白い砂・・って「白」じゃないし。夢壊すようで悪いけど、さらに現実的な記事です。

2018-05-15

Hawaii|オアフ島西側・ワイアナエ/海洋ゴミ/ツアー会社選びは慎重に

ハワイ島に行くつもりでしたが、山爆発中だしオアフ島内で済ませることに。ならば「North Shore」、天国に一番近い海と言われる「カネオヘ湾沖のサンドバー」、ジュラシック・パークのロケ地「クアロア・ランチ」、西側の「ワイアナエ」のいずれかまで足を伸ばしたい。


急遽、周囲の誰も行ったことがないワイアナエに行ってみました。

2017-09-17

Thailand|アユタヤ遺跡群(5):象の問題

 ゾウ乗りのアトラクション「エレファント・ライディング」(乗りませんでしたけど・笑)。そのほか、サーカスのように芸をして稼いでいる象もいます。



動物園でしか象を見ることがない日本ではこれを「種を超えた共生・共存」と思う人もいる一方で、現実には「ゾウの飼育上の問題」「役割の問題」「野生象の問題」など、ゾウにかかわる多くの問題は、山積みのようです。

2017-07-17

湘南|東洋一のサナトリウム跡:南湖院(茅ヶ崎)


東洋一のサナトリウム(結核療養所)と言われた「南湖院(なんこいん)」。1棟だけ当時の建物が残されています。



サナトリウムは、高原や海浜など環境の良いところに建てられることが多く、湘南は結核療養に格好の場所のひとつとされ、葉山から湯河原あたりまでの相模湾沿岸には療養所や貸別荘があったそうです。

2015-06-06

書籍|知るとモノとの付き合い方が変わるかも:消費を作り出す人々(著者:ヴァンス・パッカード)

日本はある国の人に「モッタイナイ!」と言われたことがある国だけど、私も言いたくなることが年々増えてきました。ある日、家電量販店に行ってびっくり。陳列されていた電気スタンドの多くは、電球が切れても電球を交換できない、つまり電球が切れたらスタンドごと捨てて買い替える、そういう仕様でした。


電球が切れたら、電球を交換するんじゃなくて、スタンド丸ごと捨てちゃうんですって!
少し前なら「いつかバチが当たる!」とか言ったもの。修理して使う時代は終わってしまったんですね。

2014-10-15

東京|3番目の核被害:第五福竜丸展示館(2)(江東区夢の島)

前回からの続きです。第五福竜丸が被爆したのは1954(昭和29)年3月、そのときからまだ1年も経っていない1955(昭和30)年1月、日米両政府が慰謝料の支払いで合意。これにより、政治的には「決着」とされました。・・決着?


その被害についてもまだちゃんと明らかにされておらず、個人にとっては一生の問題なのに。