Mind|プレートアート体験:ただ絵を描いただけで/後日談

説明に必要な図解や落書きは別として、絵は観るものだと何となく思い込んでいました。今回、あるオンラインサロンでメンバーとの会話で知った「Kanaiプレートアート」。聞いててもよくわからないまま、「アートセラピーみたいなものかなあ、なんか面白そう」と感じて体験してみることに。


案外こういう時って、あとあと「そういえば」と思い当たる出来事や何かのきっかけだったと思えたりするんですよね(今回もそうでした)。


1.Kanaiプレートアートとは
あらかじめ用意していたプレートに、50枚のアートカードの中から選んだカードの絵柄を、プレートに描きこんでいくだけです。
プレートの基本は5種類、「しずく」「星」「お花」「葉っぱ」「ひよこ」。何でその形なの?っていうのはさておき、プレートの形にはそれぞれには意味というか「強み」があるそうです。また、アートカードにはタロットのような怖いものはなく、絵柄も誰にでも描ける簡単なものばかりです。



基本的には、「何がどうつらい」「自分はどうしたい」とか、自分の感情やその思いの出処などを言語で認識することは、気持ちを立て直す上で非常に大切だと思っています。ですが、全て言語化できるものでもなく、言語化したことによって、手のひらから砂が零れ落ちるように、何かこぼれているだろうなあと感じることはあります。

また、潜在意識は、顕在意識の100倍以上の情報を受信していて、私達が「偶然」と感じるものでも、実は潜在意識や無意識が選んでいるといわれていますよね。
タロットなどの「卜占(ぼくせん)」はそれを活用したものですが、アートカードを選ぶ作業も同じといえそうです。

ちなみに「Kanai」は、叶う愛、愛が叶う、という意味が込めて命名されたそうです。



2.描き方

  • 手順1:プレートの中から1枚選んで、「テーマ」を決めて書き込みます。
    テーマを決めるとき、抵の場合、願望達成や問題解決より、クリアリングから始めることになるそうです。


何か特定の悩みがあったわけではないのですが、このままではいけないような気がしていました。それが健康なのか、お金なのかか人間関係なのか、それすら特定できないままモヤモヤした感じ。
はっきりさせたら、重い腰を上げて取り組まなくてはいけないから、モヤモヤさせて後回しにしていたのかなとも思いますが(年を重ねると言い訳がうまくなる)。



とりあえず、今取り組むべき「テーマ」を明らかにすることからスタートです。
「何に対してもやもやしているか明らかにする!!」と、やけに鼻息荒い宣言をしていますが、描き方は「したい(願望)」でも、いいそうです。

  • 手順2:今日の日付と名前を書きます。名前はフルネームでなくてもOKです。
  • 手順3:プレートに線を引いて、3分割します。
    分割した部分を右から①②③として、カードを引きます。1区画にカード1枚(1つの柄)で済むこともあれば、4枚にも及んだときもありました。

①について引いたカードは「風」で、②は「雷」、③は「雲」が出たので、それぞれの区画に描きこみました。はみだしても、いくつ描いてもOKです。

  • 手順4:「ありがとうございます」と書き込む
    描いた後に解説をしてもらいます。いろいろ書き込んであるのは、解説してもらった内容です。

思い当たることもあれば、まるで他人事のように聞こえることもあり、何らかの温かいメッセージは心に入っています。最後に「ありがとうございます」とお礼の言葉を書き込んだら、1枚目は終了です。

これを繰り返していきます。
※もしかしたら選んだ順番、分割の仕方や配色について意味があるのかもしれませんが、今回は体験なのであまり深堀せずに、描いてみることに集中しました。



3.変化のプロセス
2枚目はお花プレート。ここでいきなりモヤモヤしたものが晴れたわけではないのですが、「あ、そういえば、あれは・・」というものがふっと浮かびます。それについて悩んだり、困った記憶はないような類のものでした。
また、立て続けに「雲」のカードが出てきて、モヤモヤしている状態を表していたというより、自分が見ないで済むように覆っていたカバーの存在を明らかにされた感じがしました。このモヤモヤの原因は自分がこさえたものだったのかと自覚したその後は色彩が明るくなっています。

画像でお分かり頂けるかと思いますが、ある時点から出てくる柄も変わっていきます。1枚目と2枚目の途中までは、色を付けようにも限界があったり、殺風景になりがちな感じの絵柄に対し、色を付けやすそうなものが増えていきます。

5枚すべてを描き終わると、他人様から見たら「なんじゃ、こりゃ?」なんですが、本人にはそれなりに一貫性やストーリーが見えるんですね。



 1~4枚目は、クリアリングとかブロック解除などの目的でしたが、最後の5枚目は「願望実現」が目的になります。

急ぎではないけど引っ越ししたいなと思い始め、どんな条件がいいか書き出し、リストを作り始めたところだったので、それを含めたテーマにしました。いい物件、見つかるか??という単純なものではないけど、何か変化があれば、後日談を書こうと思います。



身体感覚の変化もありました。「話すは放す」と言われるように、話して受け止めてもらうことことも大きいのですが、描きながらも身体がホカホカしてきました。私の場合は、特に喉から胸のあたりまでが、飲みやすい温度のお湯を飲んだときのような感じ。その日は眠くなりました。
(色は、講座が終わってから塗りました。)

描いた後のプレートは、要らなくなったメモを捨てるが如く、普通に捨ててOKだそうです。



4.どこで体験できるの?
今回は、コロナ禍のためオンラインでの体験でした。講師のasakoさんは、普段は弁護士さんとして活躍する傍ら、ライフワークとして、コーチングやエンパワーメントプログラムの提供をしておられます。
ホンワカしていて、リラックスさせてくださるのが本当にお上手で助かりました。彼女の体験レッスン紹介ページのリンクを貼っておきますので、良かったら是非覗いてみてください。他の方の感想もたくさん載っています!

▼参考サイト
Kanai プレートアート:

https://www.facebook.com/kanai.p.art/

asakoさんのオンライン体験レッスン:
https://peraichi.com/landing_pages/view/kanairevolution/
 

グループワークをやってるところもあるようです。GoogleやSNSなどで、「Kanaiプレートアート」で検索してみてくださいね。



5.追記~後日談:4か月後 
体験をしたのは5月でしたが、後日談を描いている10月上旬、すっきりした気持ちで、後日談を書いています。「これだ!」とすごい気づきを得たわけではなくて、「あ、そうだ、ちょっとこれやってみようかな~」ぐらいの気持ちで思いついたことを気軽にやり始めたら、回転がついてきて、生活が改善されたように思います。

その一例として、そういえば「引越し」を考えていて、物件のサーチもしていたのですが、今のところに越してきてまだそんなに経っていないしと、浮かんでは流して、画面を閉じるといったことを繰り返していました。プレートアートを体験して、「私はやっぱり引越したいことに気付いた、よし、引越しするぞ」と思ったわけではありません。もちろん、いい物件が見つかってあれよあれよと事が進んだわけでもありません。

引越したいというのはひとつのイメージであって、実際には「もうすこし空間をすっきりさせたい」「心地よい住空間を作りたい」「気分を変えたい」でした。
確かに今の状態だと引越してもまた同じことになるので、ここで思い切って断捨離してみようかなと思い立ちました。カーテンの色を変えたりもしました。思いつくまま実行すると、引っ越していないのに、まるで引越したかのように部屋の空気が変わり、望んでいた心地よさに結構近づいた感じがします。
何だ、そういうことか。

「いつかやろう」「今すぐやらなくてもどうにかなるや(だってこれまでもどうにかなってきたし)」と思っていたものがこんなにあったのかなと反省しつつ、自分でこさえた「雲」を取ったら、いい感じに現実的になって、何となくあらゆることが「整ってきた」、基盤整備的な感じかも。

意識改革ツールというフレコミに「大袈裟じゃないかなあ」と思ったくらいあまり期待してなくて(関係者のみなさんすみません)。でも、以前の生活を続けていたらと思うと、ちょっと萎える(笑)。

ぼんやり考えていた「引っ越し」は、今すぐ考えなくてもよいことになったし、今後、引っ越すとしても、物件探しの条件もちょっと変わるような気がしています。


※あくまでも個人の体験であり、感じ方には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。

コメント