お天気がよければ大きな窓から富士山が一望できる、1967(昭和42)年創業のレストラン「アサカ」さん。時代を感じさせるインテリアですよね。
国道一号線を元箱根に向かって走ると左手にあります。伊豆フルーツパークより三島寄り。駅南口や三嶋大社前からバスで行けそうですが、平日は時間に1本、土日は時間によっては2本あるくらい。穴場とまでは言わないものの、行きやすい場所ではないから穴場的になっているお店ともいえるかもしれません。
看板もレトロ。昔のボーリング場とかドライブインとか、こういうフォントでしたよね。
このあたりは住宅街ですが、国道から直接入れないため、信号機があるところで左折してこの歩道兼車道みたいな側道を戻るようにして駐車場に入ります。石畳も不規則に凸凹していて歩くための道ではない感じなので、ご注意を。
不思議なデザインの建物で、かなり年季も入っています。
黄色が装てんが何を表現しているのかはともかく、黄色がシンボルカラーなのか、お店で使っているおしぼりも派手な黄色でした。
お店の中に入ると少々タイムスリップ感。
1960年代半ばは外食の産業化が始まってはいても、まだ爆発的な広がりではなかった時代。箱根近辺の国道沿いにできたレストランということは、ドライブインの要素が強かったのかもしれません。でも、その頃に自家用車でここに来られる人はそこそこお金がある人だろうから、食堂のように気軽に入れるお店でもなかったのかな?とも思います。
今は、ランチタイムならドリンク付きで1,200円なのでお手頃です。
窓は3面にあり、国道の反対側の窓からは、三島の街を見下ろしつつ、お天気がよければ富士山が一望できるそうです。残念ながらこの日は雲が厚く、富士山を見ることはできませんでしたが、水墨画のように見える山がきれいでした。
奥にも座席があり、アーチ型の大きな窓も懐かしい感じ。
メンチカツのランチセット。
サクサク、ふわっふわで、本当においしかったです。また別の子の家も、木造の小さな洋館みたいなおうちで、玄関や廊下の壁にステンドグラスがはめられていたり、アンティークの家具が大切に使われていて、とてもおしゃれでした。私の家はというとのび太君のおうちみたいな感じだったから、素敵なお部屋への憧れもありました。
レトロ喫茶が好きなのには、こういう思い出もあるかもしれないなって思います。
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