Thailand|景気は色に出る?デザインホテル:SIAM@SIAM

BTS「ナショナルスタジアム」駅からは徒歩約2分、ルーフトップバーも付いたデザインホテル「SIAM@SIAM」。宿泊はしていないのでお部屋の中は見ていませんが、原色ゴテゴテのロビーも結構見ものです。


 日本人ウケはあまりしなそうな感じだからか、宿泊した人の話は聞かないなあと思っていたら、宿泊客のほとんどは中国人だそうです。

 


 

経済発展がめざしいバンコクはやはりカラフル。色鮮やかなのはお国柄もあると思いますが、バンコクに来て見ると色と景気は、私達が思う以上に関係ありそうだなと感じました。

日本もかつてこうした原色をバンバン使うようなアートがありましたし、服装も明るい色が多かった時期がありました。黒い服やバッグだってあったけれど、「高級感」「特別感」「大人っぽさ」を演出するためのもので、景気の悪さや沈んだ気分などが結果として現れた感じはしませんでした。

ところが、「黒」がどんどん増えて行ったのを見て「これはもうすぐ景気が悪くなる」と判断し、バブル崩壊前にさまざまな投資から手を引いた人もいたそうです。黒が増えると言ってもすべて高級感のあるトーンや素材とは限らず、スピードと儲けを重視した挙句に安っぽい黒が出回っていきます。それに気づいたときにぞっとしたのだとか。




それにしても、ここは派手(笑)。ディスコ(←古い?やクラブならともかく、バブル時代を思わせますよね。黒服とか出てきそう(笑)。ホテルでこれはすごい。



「景気がいいと鮮やかな色が流行り、景気が後退するとモノトーンが流行る」と言われますが、その逆に鮮やかな色が溢れるから景気も上向き、黒などのモノトーンが増えるから後退していくっていうのもあるかもしれません。


デフレ経済が長引く今の日本ではくすんだ色が多くなったため、全体的に控えめでソフトな印象で、色同士が喧嘩することがありません。それに慣れていると、ここは強烈に感じます。



トイレの中も凝っています。



 

1階にはレストランがあり、これまたバブリーな雰囲気でした。



今70代後半か80代くらいの人がアジアに行くと「昔の日本を見ているようで懐かしい」と言っていました。
その世代の方達が言う”昔の日本”をリアルで知らない私にとって、数十年後にアジアの国を見て同じことを感じるのかなあ?なんて思ってたけど、少し思いましたね。

 

日本も元気なとき、あったなあ(遠い目)。






デザインホテル:SIAM@SIAM
https://www.siamatsiam.com/




コメント