鉄道と駅舎|バリアフリーのレトロ駅舎:JR「横須賀」駅

横須賀線は、陸海両軍の要請により建設された路線で、1889(明治22)年、大船駅からの終着駅として開通。現在の駅舎は1940(昭和15)年に改築したもの。

当時、人のためのバリアフリー構想があったわけではなく、資材を効率よく積み降ろせるよう階段を作らず、結果、人にも優しい駅に。 実際に利用してみると、本当にストレスが少ない!

1944(昭和19)年、横須賀駅から久里浜駅まで延伸し、終戦後もしばらくの間、米海軍横須賀基地への物資輸送の拠点として機能していたそう。1980年頃まで利用されていた貨物駅としての設備は、現在は撤去されているものの、当時の名残で道側(山側)と海側に数本の側線が現在も残されていました。


駅には階段も段差もなく、ホームと駅ロータリーを往来することができる、”人に優しい駅”として関東の駅百選にも選ばれたことがあるそうです。






駅ホーム
国鉄時代の駅名板が残っています。
ホームの屋根を支える柱の一部には、1886年製の古いレールが再利用されれいるという。時間がなくて見つけられなかったけど。



また、JR横須賀駅ホーム2番線と3番線がセット、1番線がありません。向こう側の建物と線路が1番線だったのかな?1番線は貨物専用だったからで、現在は閉鎖されているため、そのまま「欠番」になっているそうです。




今はなき「相模金谷仮乗降場」
横須賀線が久里浜まで延伸したあと、横須賀海軍工廠への通勤客のために1945(昭和20)年4月から8月のわずか4カ月間だけ設置された仮乗降場が存在し、定期乗車券所持者のみ利用できたそう。横須賀線自体が軍事路線だたが、相模金谷乗降場は終戦後不要になり閉鎖されました。




●横須賀市観光情報:JR横須賀駅
https://www.cocoyoko.net/spot/yokosuka-st.html



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