Seasons|縁結び神社の雛人形展@座間神社

神奈川県の座間神社では、階段77段や社殿・神楽殿に約千体の雛人形が並べられます。お子さんの成人や時代の変化で箱から出ることがなくなってしまった人形たちをご供養し、飾るようになったそう。



今年で5回目、2月28日(通常は3月1日)から3月3日までのわずかな期間の催しです。 雨が降ると外に置かれた雛人形は濡れないように片づけてしまうのだとか。お天気が不安定なこの時期(最近、風の強い日も多い)、見られるチャンスはそれほど多くはありません。



関東では、向かって左側が男雛で右側が女雛ですが、京都や関西の一部では逆なんだそうですね。平安時代の帝は、妃の左側(向かって右側)に座っていたため、関西の一部ではそのしきたりに従っているからで、東京では、明治時代の終わり頃から取り入れた西洋のルールに準じているからなのだそう。神奈川県は東京と同じみたいです。



最終日以外はライトアップも。



境内やお食事処「すいめい亭」にも雛飾りはいっぱいありました。和室もあるので、靴の脱ぎ履きを気にされる方はご用意を!







座間神社

古くから「相模の飯綱様」と親しまれ、もとは長野県の「飯綱権現社」が本社だそうです。御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)。欽明天皇のころ(539年~)、また、源頼朝が鎌倉へ幕府を開いたころにも悪疫が流行し、村人が大変苦しんでいたとき、飯綱権現の化身である白衣の老人が現われ、その老人のすすめに従ったところ、悪疫はやんだという言い伝えがあるそうです。

まさか、コロナ禍のときにご縁があるなんて。



また、ここは縁結びの神社でもありました。
ひな祭り自体が、人形に身の穢れを移して川や海に流したという平安時代の「上巳(じょうし)の払い」に始まり、江戸時代に武家や貴族の間で「女の子の健康と幸せと良縁」を願うお祝いの日になったと言われています。

 

そして、境内には、国際女性デーのシンボル「ミモザ」が満開。女性の幸せ祈願には持ってこいのシーズンののようです。


夕焼けがきれいに見えました。
最終日の夕方近く、晴れていれば、そのタイミングが一番いいのかな?と思いました。明るいうちに見て、きれいな夕焼けを見て、ライトアップも見られるわけで。ただ、混むかもしれません。


JR相模線沿線なので観光地でもないし(住宅街の中の神社です)、まだ「ビッグひなまつり」というほどでもありませんが、年々雛人形の数が増えているそうなので、ちょっと楽しみですね。もしかしたら穴場なのかも。

 

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