毎月第3土曜日、小田急江ノ島線・大和駅の改札口を出ると、もうそこは骨董市!「神奈川やまと古民具骨董市(旧 やまとプロムナード古民具骨董市)」は、神奈川県最大級といわれています。数えていないけど、200店舗近く出店していたと思います。
キャンプ座間に近いこともあって、米軍関係のアメリカ人たちも来ていました。特に日本の民具や着物には興味深々のようでしたが、彼らがどんな風に使うのか、そのアイディアも学ぶところがありそうです。
この骨董市は、1998(平成10)年4月に始まり、もう20年以上続き、今では東京の大江戸骨董市に引けを取らない賑わいです。
神奈川県の真ん中に位置する大和市は、横浜や鎌倉、湘南や小田原のような観光資源もなく、知り合いがいないとわざわざ遊びに来ることがない場所です。小田急線のほか、相鉄線も乗り入れているので、子育て世代が住むにはいいのかもしれませんが・・・。
まちの活性化を図っても景気の低迷が影響しなかなか思い通りにいかずにいたとき、骨董市を開催するという案が出たそうです。最初は60店舗くらいだった出店が徐々に増えていき、コロナ前は300店舗ほど集まるようになったとか。
また、お客さんも地元の人や米軍関係者くらいだったのが、全国の骨董好きが遠方から来るようになったり、観光バスのコースに組み込まれたり。宿泊する人は駅前のホテルに、お腹がすいた人は近くの商店へ・・という具合に賑わうようになったそう。
見ていると江戸時代~昭和のものまで、また海外のアンティークもあり、その種類の豊富さに驚きます。
明治~昭和初期の小皿は、まとめて買うと安くしてくれることも。
見ていると結構時間が経っていたり、冬は寒く、夏は暑いので、意外と体力を消耗します。
ちょっと悲しかったんだけど、着物は投げ売り状態。タイムセールで、1000円で袋に詰め放題とか、すごい売られ方をしていました。リメイクをする人が生地を仕入れに来ていたりするので、安く提供される場があるのは有難いことではあるのですが・・・。
基本は現金払いですが、だんだんPayPayなどの電子決済を受け付けてくれる骨董屋さんも増えてきていますね。
埼玉から遠征してきた人もいたよ!
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<編集後記>
骨董やアンティークって好き嫌いがどうしてもありますけど、使いまわしが利くような気がするんですよね。特に和食器は。
知り合いのお宅にお邪魔したとき、古伊万里でアイスクリーム出されたときは、格好良すぎてシビれた!!そういうセンスって天性のものがあったりしますが、いろんな発想を楽しめるような気がします。この食器が作られた頃は、庶民にはアイスクリームとかケーキなんて無縁だったはずなのに、庶民が使っていたお皿に合ってしまう不思議。
そういう楽しめるものを探して、今日もウロウロ。近くにすごくレトロな喫茶店があったのもよかったです。
拙記事で恐縮ですが(↓)
神奈川県央|昭和空間:純喫茶フロリダ(大和市)
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