鉄道と駅舎|東京都港湾局専用線跡:晴海橋梁

晴海橋梁は、東京都港湾局専用線(晴海線)という、いわば都営貨物線の鉄道橋。
1957(昭和32)年竣工、橋梁製作は石川島重工業(現・株式会社IHI)。1989(平成元)年に廃止され、もう東京都港湾局専用線自体もなくなっています。

平成と聞くとまだそんなに昔という感じがしませんが、30年以上経つんですよね。

 



倉庫街の面影が残る「中央区晴海」と、造船工場&重工業地帯だった「江東区豊洲」を隔てる運河に架かっています。東京メトロ有楽町線「月島」駅~「豊洲」駅の間くらいの位置。


 

最盛期は1960年代半ば。竣工から廃止までの間、小麦からコークスまで本当に色々なものを運んでいたそうです。専用線なので距離はわずかであっても、まだまだ必要だった戦後の復興や、高度経済成長を支えてくれたのだろうと思います。
周囲の風景はどんどん変わっていってますが、この橋梁は30年以上もこのままの状態で残されています。



遊歩道にする計画があったような・・・。



やっぱり解体しまーす、とか、改修・改装してこのさびれた感じがなくなって、妙にキラキラしちゃったり・・・なんてことになる前に撮っておきました。




土木学会:晴海橋梁
http://library.jsce.or.jp/jscelib/committee/2003/bridge/A6-005.htm



コメント