台湾|台湾最古の占いストリート:行天宮算命街(台北市中山區)

台湾では宗教だけでなく占いも盛ん。進学、就職、結婚、開業など人生の節目だけでなく、気になることがあると占いに訪れ、開運アドバイスを素直に取り入れる人が多いそうです。観てもらってよかったといった声もよく聞きます。台湾人のHさんも、結婚相手を占いで決めて本当によかった、何かあったら観てもらうべきだと力説していました(その話は後ほど)。


占いか~とか、ネタになるかなと思いながら観てもらい、Entertainment purpose onlyと断りの一文を入れてブログを書いている私とは大違い。温度差を感じつつも、行天宮まで来ていたので寄ってみることにしました。

それでも、もう一度言います。「Entertainment purpose only」です。 

 

龍山寺の地下街にある「開運命理街」の方が有名かもしれませんが、誕生は2005年。一方、行天宮算命街は1967年に創建された行天宮の参拝客を目当てに、四柱推命や手相、姓名判断、米粒占い、カード占い(中華タロット)などの本格的な東洋占術師が集まるようになったそうです。
ちなみに、日本語対応可能な台湾最大の占い街でもあります。


地下道はエの字型になっていて、東区と西区の2つのエリアに分かれています。どちらにも占いブースが軒を連ねています。 

 

占いって大きく分けると、

  1. 生まれた時の星の位置で観るもの
  2. 顔や手などの相を観るもの
  3. カードや筮竹のように、偶然の事象に意味を見出し、状況を観るもの

の3つになるのかなと思います(水晶玉とか霊能力で「視えます」系は除外しています)。
 

そうなると、星の位置だけとか、手相だけというのは情報(鑑定結果)が偏っている・・とまでは言わないものの、ある側面からしか観えていないこともありそうですよね。その点、台湾では色々なものを駆使してこの3点を観て、総合的に結果を伝えてくれます。

 

 

そもそも占い師さんってどうやって選ぶものなんだろう?
日本語で「どうぞ~」と声をかけてくれるブースもいくつかあったのですが、よし!観てもらおうという気にならず、このまま選べなかったらこの通路の写真だけ撮って帰ればいいかと思っていたところ、「仕事のこと観ましょうか?」と声をかけてくれたブースがありました。

商売の神様を祀る行天宮の命理街らしいですよね。もし、縁結びや人間関係にご利益があると言われる月下老人を祀る龍山寺の命理街であれば、恋愛や夫婦関係についての声掛けをされたかもしれません。 


そう思ってると、そのご婦人が「他に気になることがあればそれでもいいけど、もし観るなら、あなた、仕事のことがいいよ」と。鑑定料はブースによって違いはあるものの、日本語対応してくれるところはだいたいどこも似たり寄ったりで、総合的な占いは1000元くらいから。観光客に慣れており、お得なパッケージメニューが用意されているようでした。

観てもらいたい項目を2つ選ぶそうなのですが、仕事のことは観るから、他のもので2つ選んでいいよと言ってくださいました。やはり台湾に来たら「お金」と「健康」だろうと思い、3項目を観てもらうことに。

四柱推命、姓名判断、人相、手相、米占いの5つを使い、鑑定日から1年間の運勢を観てもらいました。台湾では米占いは非常にポピュラーなんだそうです。名前と住所を心の中で唱えながら、左手でお米をつまんで小皿に移す、これを3回繰り返します。

この3項目以外にも、性格、もともと持った運勢、生涯変わらない吉方位、ベッドの頭の向き、机の向きなどのアドバイスもあれば、今年1年の過ごし方、挑戦すること、維持するもの、控えた方がいいもの、今人生でどういう波が来ているか等、30分の鑑定時間でこんなにアドバイスを頂けるものなのかと思うくらい、内容は濃かったです。


他人の鑑定内容に興味を持つ方はいないと思うので詳細は書きませんが、副業をスタートせよ、とは言われました(笑)。
ひとつの仕事、特に勤め人だけではあなたは花開かない。たとえ勤め人であっても長年続けてこられたのだから、今の仕事は向いていないわけではないし、わざわざ変える必要はない。だけど、定年後も続けられるような息の長い、もうひとつの仕事を持った方がいい。次第にそちらにシフトしていって、個人事業主になったらいい。今、始めるのにとてもいい時期に入っている。日本に帰ったらすぐに始めなさい、小さいことからでいいから。机の向きも変えてね!と言われました。

すごいなあ、台湾の占い。Hさんはじめ他の台湾人の方々も観てもらうべきだ!!と言っていましたが、みんな毎回こんなにアドバイスをもらっているんだろうか??

 

さて、前出のHさん。結婚相手を占いで決めたというけど、どんないきさつだったのか?
Hさんは自営業のご主人の仕事を手伝いながら、3人のお子さんたちのお母さん業もこなすパワフルな女性。
高校卒業後、地元企業に就職(就職先も占いで決めている)。社会人3年目、高校時代から付き合っていた彼氏とこのまま結婚するのかなあと思うほど、うまくいっていて安定していたところに、当時職場の先輩だったご主人からデートに誘われるようになったそうです。まあ、いい人だけど、私には彼氏いるし、きっとこのまま結婚するだろうし、同じ職場で何かあっても気まずいしな~と適当に流していたそうです。
仕事にも慣れてきてたし、将来について何となく占い師に観てもらったところ、「その職場の先輩からのデートの誘いを受けなさい。結婚するなら絶対にその人がいい、子供にも恵まれる。今の彼氏との結婚は絶対にだめ。苦労する。早く別れなさい。」とかなり強く言われたそうです。
ショックを受けつつ、その言葉がすんなり心に入った感触もあり、戸惑っていたら、もっと強く結婚を意識して自分の将来を考えてみるように、そしたらその先輩のよいところが見えてくるとまで言われたそうです。思い切って彼氏に別れを告げ、先輩からのデートの誘いを受け、その後はとんとん拍子。翌年には結婚したそうです。

10年後、別れた彼氏の近況を人づてに聞いたのだそうですが、「別れてよかった。そりゃ厳しいわ。結婚していたら私の人生ボロボロになっただろう」と思ったそうです。一方、今のご主人は結婚後しばらくして独立開業し、見栄を張ることもせず手堅く商売をしていて、暮らしに派手さはないけれども、必要なときにちゃんとお金を出せる人だそう。何よりHさんを自由にさせてくれる、どんなこともきちんと話し合いをしてくれる温厚で堅実な人なのだそう(一度お目にかかったことがあるけれど、とてもいい方でした)。とにかくHさんが自然体で幸せそうな人であることが、答えのような気がしています。

他にも体験談を聞きましたが、聞けば聞くほど台湾の占い、恐るべし!。なのに、気軽に観てもらおうとする台湾の人たち、すごいや。

 

*  *  *  *  *
【編集後記】 
ここまで具体的なアドバイスをもらえたのだから、是非、取り入れるべきだ!!!と台湾の人々は口を揃えます。 まず、ベッドの向きと机の向き、変えてみました。さて、どうなるんでしょう?

 

 

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