東京|老舗喫茶の2号店:はまの屋パーラー 日比谷店【閉店】

 

以前、有楽町の「はまの屋パーラー」さん移転の記事を書きましたが、日比谷店も帝国ホテル東京タワー館の建て替えに伴い、2024年3月31日をもって閉店と聞き、ギリギリのかけこみ的なタイミングで行ってきました。

 

タワー館は 1983(昭和58)年にホテルとオフィスと商業施設を備えた日本初の複合ビルとして開業。はまの屋パーラーさん自体の創業は1966(昭和40)年、もしタワー館竣工時の入居だとすれば、2号店として40年営業していたことになります。こちらもいつも混んでいる人気です。

 


 帝国ホテル内ということと宝塚劇場も近いからか、店内はアートギャラリーっぽくて、ちょっと大人っぽい。以前来たときは、ジャズが流れていました。でも(たまたまかもしれませんが)今回のBGMは誰のセレクトなのか『スター・ウォーズ』のサウンド・トラックでした。

 


 

 

夕方になると、プリン・アラモードは売切れ。
どちらにするか迷っていた看板メニューの「たまごサンドとフルーツサンド」のハーフ&ハーフを頂きました。同じ値段のものであれば、2種類の組み合わせがOKなのは、日比谷店も同じでした。

 

 これが食べられなくなるのは寂しい。


他にもおいしそうなメニューはたくさんあった(泣)。
ここ数年で物価はモリモリと上がってきているので、いつかこれを見たとき「安っ!」って思うのかもしれません。



建替え期間は2024年度から2030年度(予定)とのこと。
はまの屋パーラーさんはじめいくつかの店舗は3月末で閉店しましたが、6月末には他の店舗も閉店になるそうです。建替え終了は約6年後。
建て替え後、はまの屋パーラーさんが再入居するかどうか、もしくはどこかに移転するのかは全くわかりませんでした。現在あるのは、日本橋本店、渋谷店(パルコの地下)と後楽園店の3店舗。たまごサンドが食べられなくなる心配はなさそうです。

 

 このあたりの地図も随分変わりそうだなあ。



*  *  *  *  *

【編集後記】
日比谷店は、洗い場が見えているのと、水の音やお皿がぶつかる音がよく聞こえていて、そこが個人的にはちょっと惜しい感じはしていました。それでも、たまごサンドはおいしいし、好きなお店でした。でもその”好きなお店”がひとつ減ってしまい、非常に寂しいです。「春なのに~お別れです~か~♪」って歌がありましたけど(昭和育ちなら知ってるかも)、じゃあ、いつならいいんだ?!

 


コメント