台湾|鳳梨酥はどこで買おう?今回は松江市場そばの「大普美蛋糕」さんで(台北市中山區)
台湾土産の定番「鳳梨酥(パイナップルケーキ)」。どこにでも売られているし、老舗や名店も複数ある、一体どこで買うのがおいしいだろう??以前、彰化県鹿港の「玉珍齋」本店さんで購入したけれど、台北で買うのは今回が初めて。
今回は、たまたまふらりと立ち寄った松江市場の向かい、地元の焼きたてパン屋&ケーキ屋さんという感じの1972年創業「大普美(ダープーメイ)」さんで購入しました。結論から言うと、個人的には当たりでした!
建物は角に立っており、右側の通り(錦州街)の向かい側は、前回の記事でご紹介した「松江市場」です。
商品はすべてお店の職人さんの手作りで、工房は2階にあるのだそう。どれだけレシピがあるんだろうというくらい、商品の種類は豊富です。
台湾のケーキ、妙にかわいい(笑)。
ちなみに桃は縁起もの「邪気を払う」「不老長寿の象徴」なのだそうです。
桃の形をした大きな中華まん「壽桃(ショウタオ)」もありました。
道教神の生誕祭のお供えや、誕生日(特に高齢者の長寿)などのお祝い席で振る舞う習慣があるそうで、地元のご家庭だけでなく、台湾各地の廟からも注文が入るほどなのだそうです。
こちらは、台湾式の総菜パン。ボリュームが違います!
日本のパンと比べると、パン生地は甘めで総菜がしょっぱい味、甘じょっぱいものが好きな方にはよいかもしれません。どれもおいしそうですよね。
| こんなに大きくて65元って安くないですか? |
具沢山だし、種類も豊富。小さな店内はトレーとトングを持った人でいっぱいでした。 どんどん減っていく(笑)。
スイーツ系は小さめだけど、中身はぎっしり。
こちらが鳳梨酥(台湾語:オンライソー、中国語:フォンリースー)です。
鳳梨酥は、日本だけでなく、中国や香港からの観光客にも人気が高いそう。パイナップルは台湾では縁起物なのでなおさらでしょうか。
鳳梨酥は台湾発祥の伝統菓子で、これだけ人気なのにその歴史はかなり曖昧です。
中国の福建省や広東省の伝統菓子に由来という説もあれば、日本統治時代に台湾が世界的なパイナップルの一大産地となり、日本から伝わった洋菓子文化も加わって現在のようなケーキになったという説、ハワイの影響もあるという説もあり、もう何が何だかわかりません。
発祥地や時期についても、士林だ、台中だ、台南だと諸説あり、断定してはいけない何かを感じます(笑)。
大普美さんの鳳梨酥は、「ボロボロ崩れる問題」を軽減するためレシピを研究して、クッキーのようにしっかりとしつつも、軽い感じに仕上げたそうです。全く崩れないわけではないけど、確かに崩れにくい。
で、今回「土鳳梨酥」なるものがありました。
私が知らなかっただけなのか?それとも台湾に来なかった18年の間に新たに開発されたのか?もともとの鳳梨酥は「冬瓜(とうがん)」を混ぜた餡を使っているが、土鳳梨酥は100%パイナップル(=土鳳梨)の餡を使用。2009年創業の「微熱山丘(サニーヒルズ)」が初めて商品化して、大ブームになったと聞きました。
(最後の訪台が2008年だった私は知らないはずだ。)
その他、いろいろなお菓子がありました。
こちらも台湾では人気のお菓子「蛋黃酥(ダンファンスー)」。ナツメ餡とアヒルの塩漬け卵の黄身をパイ生地で包んだもの。
個人的にはお土産を買うとき「またパイナップルケーキですか?」「もう飽きました」と言われるのが怖くなったら、こちらかなと思っています(笑)。ばら売りもしているので、味見をしてからどうぞ。
バッグに忍ばせておく常備菓子「紅豆丸(ホンドウワン)」。
これも台湾の伝統的なお菓子のひとつで、日本統治時代から1960年代まで駄菓子屋さんでも売っていたくらいだったのに、最近は本当に見かけなくなってきたそうです。20年前はさほど珍しくなかったように記憶していますが、もしかしたら、今は「買えてラッキー」なのかな??
大紅豆(いんげん豆の一種)の餡を砂糖や麦芽糖で練り上げ、一口サイズの丸い形に固めたもの。最初、口に入れたときは妙な独特の口当たり(におい)がするので、それが苦手な人もいるかもしれませんが、その後は「しっかり固めた餡子」という感じです。
台湾でも人気の「蛋撻(ダン タァ)」、エッグタルト。
台湾のエッグタルトは、パイ生地を重ね焼きしたマカオのエッグタルトと違って、クッキーっぽいタルトの生地を使っています。マカオのタルトと比べると厚さは倍、けっこう大きく、腹持ちもよかったです。
こちらのお店で購入したのは、お土産の鳳梨酥のほか、自分用常備菓子の紅豆丸、おやつのエッグタルト、翌日の朝食用の総菜パンを購入。総菜パンの写真は忘れちゃいましたが、ネギパンおいしかったですよ。
大普美藝術蛋糕(ダープーメイ イーシュータンガオ)
所在地/台北市中山區錦州街199號
営業時間/7:30〜22:30
定休日/無休
交通/MRT行天宮駅4番出口から徒歩約3分
※こういうお店で買う鳳梨酥は防腐剤を使っていないので、お土産に買う場合は、日持ちにご注意を。
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【編集後記】
鳳梨酥とは全く関係がないのだが、このお店の少し先に「エビ釣り」を楽しめる釣り堀がある。1980年代に南部の養殖業者がエビの販売促進として養殖池を開放したことに始まり、大流行してその後も台湾人の楽しいアクティビティの1つとなっている。釣ったエビをその場で焼いて食べられるというもので、日本でも釣り堀でニジマスを釣って塩焼きにして食べた、あんな感じではないかと思う。
北部では、桃園、台北、新北はエビ釣り場の多い激戦区。大抵は市内の端っこの方などにあることが多く、台北市のど真ん中にある釣り場はこの「全佳楽釣蝦場」くらいしかもう残っていないかもしれない。少し覗いたところ、ちょっと混んでいたことと、あまり時間がないので、次回の訪台の宿題に。
どんどん減りつつある釣り場がなくならないうちにぜひ行ってみたい。
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