澳門|マカオってこんなとこ、私的メモ(2015年版)

香港経由で行くのが主流だからか、香港旅行のオプションのイメージだったけど、澳門だけでも十分楽しめました。日本からは飛行機で行くと、行きは5時間半、帰りは4時間半。実際には、5時間半はかからなかった記憶が。


時差は1時間。こうして地図で見ると、見落としがちなくらい小さいので、さらに拡大。島の構成はこんな感じ。

 



日本にいると国境も意識しないし、対岸が違う国っていうのが想像つきませんが、向こう側は中国です。国境はマカオ半島の北端。
マカオは1999年にポルトガルの統治時代を終えて、現在は中国の特別行政区となっていますが、ヨーロッパの雰囲気も残り、ポルトガル語は現在でも公用語です。



マカオ半島は、一時期は人口密度世界一だったそうで(たぶん今も)、1平方キロメートル当たり約1万8000人が暮らしているそうです。生活感がありありで、堂々とパンツ干してあったり(観光地なのに)。とにかく密集。




マカオは、ポルトガル領土というイメージが強いですが、もともと広東省や福建省からやって来た人々が暮らしていました。1513年にポルトガル人が初めてたどり着き、11557年、明朝は、マカオが海賊の討伐に協力したことから永久居留権を寄与、つまり“租借地”でした。ポルトガル人の定住が始まる16世紀半ばだったとか。


 ポルトガル人定住後、マカオは日本・明国間の中継貿易により莫大な富を築き、同時に、キリスト教の布教も活発に行われるようになりました。豊臣秀吉によるキリシタン迫害が始まると多くのキリシタンが弾圧を逃れ、マカオに移住しているそうです。



マカオの経済はいったん停滞しますが、1757年、清は西欧諸国との貿易を広州に限定しました。さらに広州滞在を冬の貿易シーズンに限り許可したため、それ以外の期間、貿易商たちはマカオで過ごすようになると、ふたたびマカオは賑わいます。このときはポルトガルではなく、ヨーロッパへ茶葉を輸出するイギリスが主役だったそうです。


 1840年にアヘン戦争が勃発。戦争はイギリス艦隊の圧勝し、イギリスは香港を手に入れました。こうした列強各国のアジア植民地化の動きが活発になると、1849年、ポルトガルは長年続いていたマカオの地代支払いを停止。1887年には、清とポルトガルによる通商条約で、マカオは正式にポルトガルの植民地となりました。


 

第二次世界大戦中、アジアのさまざまなところが日本に占領されましたが、マカオには進駐しませんでした。マカオでは戦争特需で、舞踏会や演奏会が繰り広げられ、賭博場やレストランも賑わい、華やかな時代だったそうです。 空襲を受けていないので古い建物は残っているし、旧日本軍が乗り込んでいないので、日本っぽいものも見かけません。アジアの中ではちょっと珍しいのかなと思います。




 

タイパ島の方に行くと、ちょっとまた違う感じ。
マカオ半島からは南に2.5キロメートルの位置にあり、3つの橋で繋がれています。かつては独立した島嶼でしたが、南に位置するコロアネ島とは土手道で接続されてる程度でしたが、1990年代にコロアネ島との間が埋め立てられました。この埋め立て地であるコタイ地区を挟んで両島が一体化しました。今でも埋め立て工事は続いているようです。





 

 

ガイドブックに載ってるようなことだけど、一応。今後変わる可能性あり。特に物価は上昇中みたいです。


国名、政体
中華人民共和国澳門特別行政区
Regiao Administrativa Especial de Macau da Republica Popular da China
Macao/Macau

●政体
一国二制度。社会主義と資本主義が共存。社会主義の一面か、サービスって概念がない感じだけど不親切でもない。いわゆる日本的な愛想、目配りして先回りして何かするって感じではない。


歴史、宗教
●歴史
明以前:水上居民を中心とした漁業の村→東南アジアとの交易開始。

  • 1513年:ポルトガルとの交易開始
  • 1557年:中国大陸における唯一のヨーロッパ人居留地になる。
  • 1845年:清の税関官吏を追放、ポルトガルがタイパとコロアネを占領
  • 1887年:ポルトガルが統治権を獲得し正式に同国の植民地に。
  • 1937年:日中戦争。中立国の領地として戦火を逃れ、両国とも国交。
  • 1939年:第二次世界大戦では中立国となる。
  • 1941年:太平洋戦争では日本とは交戦せず、中立港として機能。
  • 1966年:マカオ暴動
  • 1976年:ポルトガル政府は、マカオを「特別領」として再編成。
  • 1979年:ポルトガル政府は中華人民共和国政府との国交樹立。
  • 1987年:ポルトガルと中華人民共和国がマカオ返還共同声明に調印
  • 1999年:中華人民共和国へ返還され、マカオを特別行政区に。


●宗教
仏教、道教、キリスト教、イスラム教、ゾロアスター教、など。
よく見られたのは、道教とキリスト教。


地理・気候

●地形
中国大陸南岸の珠江デルタに位置。中国大陸本土南海岸に突き出たマカオ半島と、沖合いの島(タイパ島とコロアネ島)で構成。タイパ島とコロアネ島の間は埋め立てられてコタイと呼ばれる地域となり、全体がひとつの島のようになっている。現在、マカオ半島部と旧タイパ島の間は3つの橋で、コタイから西に中国・珠海市を結ぶ橋がある。

●気候
年間平均気温は22.7℃。7月が平均気温28.9℃と最も暑く、1月が平均気温14.5℃で、もっとも寒冷な月。11月は観光シーズンで過ごしやすい時期と言われていますが、それでもかなり暑く、日差しも強い。夜でも半袖でOK・・というか、日が沈んでもかなり蒸し暑かったです。

 



湿度は相当高く、70%~90%。建物の外壁にも黒カビが生えてしまうそう。アレルギーを持つ人は薬を持っていた方がいいかも。私は咳喘息があるので念のため薬を持っていきました。建物の中はエアコンがよく効いているので、症状は出ませんでしたが。
雨が多く、年間降雨量2120mmと多雨地帯。一応、傘や雨合羽は持っていた方がいいかも。
室内のエアコンはきつめ。




面積と人口、公用語
●面積
29.9k㎡。東京都世田谷区の約半分くらい。(2011年5月の時点←どんどん埋め立ててるから)。徒歩とバスで結構周れるし、バス代は安いと思います。

●人口
約58.2万人(2012年12月)、約97%が漢民族。

●公用語
公用語は、広東語、北京語、ポルトガル語。
政治的には中華人民共和国の下に入っても、返還後50年間は現状の保全が取り決められているため、現在もポルトガル語が公用語として使用。ポルトガル統治時の法律の多くがそのまま適用されているため、、一党独裁国家で、宗教活動や思想、表現の自由などが制限されている中華人民共和国と違い、住民にはこれらの自由が保障されているとのことです(今後は・・・?)

看板も、基本は広東語とポルトガル語の併記ですが、英語も増えてきています。英語は空港やホテルしか通じないと思っていてちょうどいいくらい。タクシーの運転手さんにも通じないようです。

 




通貨、物価・税金
●通貨と両替
パタカ(MOP)、香港ドル(HKD)。パタカは次回来たときに使おうとしても古いと使えない可能性あるそうです。ホテル宿泊料以外は、現金決済の方がスムーズなので、なるべく使い切った方がいいと思います(なので、1,000円札をいっぱい持って行ってこまめに両替しました)。
※車内に両替機はないので、パタカの小銭は空港で用意することをお薦めします。
※マカオ半島には両替所がたくさんありましたが、タイパ島の街中ではほとんど見かけませんでした。

●物価・税金 、チップ
物価は上昇中です。また、もともとなかったチップの習慣なども高級ホテルの増加に伴い、普及してきているようです。



  • ホテル料金
    宿泊税10%、5%の政府税が加算+合計金額の10%のサービス料。チップは、ベルボーイや部屋係には10パタカ程度が目安。
  • 高級レストラン
    高級といってもそこそこのところと思った方が良いかも。観光客がよくいくようなところや、ローカルフードよりちょっと高い感じであれば、10%のサービス料加算・・・と思っていた方無難です。
    チップは、おつりの小銭を残す程度でOK。大衆食堂やファストフード店はチップ不要。
  • 出国税
    乗客サービス費90パタカ 
  • 空港使用料
    20パタカ(48時間以内トランジットは違う料金らしい)。チケット代に含まれていました。

  • 19パタカ(または20HKD)。
  • タクシー
    チップは不要ですが、端数切り上げで払うのが慣行となっているようです。加えて、荷物のトランク出し入れは、1個につき3パタカ程。



禁止事項

カジノおよびイミグレーションでの写真やビデオの撮影は禁止。両替所のレート表の基本的には撮影禁止。断られることの方が圧倒的に多かったです。

  • 私設賭博(公営ギャンブル場のみ可)。
  • ポルノやわいせつな描写があるもの。確かに、裸みたいな恰好の女性の広告はありませんでした。
  • 公共の場でのごみのポイ捨て(罰金:200~1000パタカ)、痰の吐き捨て(罰金:500パタカ)。
  • 大部分が室内禁煙(罰金:600パタカ)
  • 身分証明書の不携帯(罰金有:金額不明)
  • 共産党批判などを禁止(2009年より)。違反者には禁固最高20年を科す「国家安全法」が施行された。

など。

ゴミ箱の設置数も多く、目立つようになっている。リサイクルもバッチリ。






その他

スーパーの袋は無料。割と丈夫。不安な場合はエコバッグ持参をおススメ。
日陰の少ない場所もあるので、UVケア、帽子、日傘、飲み物は必須。特に世界遺産や街中を歩く予定なら、石畳、歩行距離を考えるとスニーカーがおススメ!歩き疲れなどの筋肉に効くもの、バンドエイド(靴擦れなどに)があると便利。




また思い出したら、別枠作って追加します!



深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

沢木耕太郎と歩く 写真で綴るマカオ紀行





【注意】
2015年時点の情報です。



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