Health|漢方ミュージアム&薬膳料理「10-Zen」

品川の「漢方ミュージアム」に行ってきました。小規模ですが、養生の解説や見本が展示された「ギャラリー」、相談・調合もしてもらえるショップ「漢方ブティック」、気軽なワンデーセミナーや講座を開催している「漢方スクール」、薬膳レストラン「10-zen」の4つの施設があります。


漢方は身体によさそうだけど、難しそう(確かに難しい)ですが、気軽に生活に取り入れられるものも見つけられそうです。

 

場所は、品川駅から第一京浜(国道15号)を田町方面へ。徒歩4~5分くらい。廊下にも漢方薬の紹介があったり、ギャラリーには、瓶やシャーレに入っている生薬が展示されていました。




どれもカラカラに乾燥しててきれいとはいいがたいのですが、並べるとぐっと雰囲気が出ますよね。漢方薬の処方などについてだけでなく、陰陽五行や気・血・水など、東洋医学にお世話になった方なら聞き覚えのある用語についても説明がされています。

http://www.nihondo.co.jp/shop/museum/






薬膳レストラン「10-zen」
メニューも体質別で選べるようになってます。漢方では肥満を「気」「血」「水」の巡りが悪くなったと捉えるのだそうです。



  • 気太り
    ストレス等により気の流れが滞り、新陳代謝が鈍ることで太るタイプ。ストレスの多いOLやサラリーマン、神経質な人、等。ここには書いていませんが、腹や脇が張ったり、喉のつまりなどもあるそうです。
  • 血太り
    血の流れが滞り老廃物が排出されずに余分な脂肪となってしまうタイプ。外食の多い人、生理不順、 肩こりの人、等。下腹部や腰の痛みや肌荒れなどの症状も出るそうです。
  • 水太り
    いわゆるプヨプヨ型。体内の水分が滞ってしまい、太るタイプ。下半身のサイズが少し大きい。色白の日本人女性に多い。


時間があれば、相談コーナーで相談してもよいのですが、事前にチェックしたい方はこちらをどうぞ。

気血水バランスチェック
https://www.kampo-sodan.com/check

肥満タイプ体質チェック
https://www.kampo-sodan.com/weight_check

自分を知る五臓チェック
https://www.kampo-sodan.com/self_check


「気」「血」「水」の項目のうち、どれにも大きい偏りはなく当てはまったのですが、多い順で言うと、①気、②水、③血でした。
神経質ではないんですが、それなりにストレスは感じているし、代謝も悪い、脇が張るというより肋骨が固く、あまり開かない。喘息持ちに多いと言われる「背中が固さ」もあります。おまけに、水はけも悪い。
左側のページでいうと、「疲れ」も「ストレス」も「かさつき」も、「よどみ」も「ためこみ」もあるなあと自覚しつつ、今回はお疲れタイプ向けのメニューを選びました。

デトックス鍋!



1人分の鍋です。
写真にはありませんが、豚肉も付いてます。メニューには、鍋の中では辛みがあると書かれていましたが、実際にはそれほどでもありませんでした。漢方をグツグツと煮る=独特の匂いがある、匂いが強いというイメージですが、これも思ったほどではありませんでした。もしかしたら、ランチだから軽めにしているのかもしれませんが。
※感じ方には、個人差があります。


*  *  *  *


以前にも何度か来ていたので、当時の写真もついでに載せておきます。

ランチのカレーセット(2012年撮影)







美肌鍋(2011年撮影)
ディナータイムのメニュー。これは2~3人で食べるくらいの量です。






マムシの姿揚げ(2010年撮影)




鍋料理は冬のイメージだけど、現代は気温や湿度が上がってくる5~6月くらいから、残暑厳しい9月くらいまでの間の方が、薄着やエアコン、冷たい食べ物や飲み物などで、身体が冷えている気がするんですよね。なので、内臓からしっかり温めてくれる薬膳鍋は、私的にはお勧めしたいところです。汗が出てくるので、それを冷やさないようにしなきゃいけないですが(笑)。

10-zenは、青山と澁谷(道玄坂)にも店舗があります。


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