東京|都内唯一の屋上観覧車:かまたえん(蒲田)

蒲田の東急プラザの屋上「かまたえん」にある都内唯一の屋上観覧車に乗ってきました。
一番高いところに行くと地上43m(観覧車自体は13m)の高さです。



一時は撤去の話もあったそうですが、残して欲しいという要望が多く寄せられ、東急プラザのリニューアル時に「幸せの観覧車」と改名し、現在の色に塗り替えられたそうです。

営業時間は10:00~18:00。冬季期間(12月1日~2月末日)は17:00まで。天候が悪いときは休園だそうです。


非常におぼろげな記憶しかないのですが、以前はこんな形がじゃなくて、お城みたいなやつじゃなかったかな?と思ったら、 記憶は正しかった!かまたえんのHPによれば、「お城観覧車」という名称でした。そう言われると、思い出す人も居るかもしれませんね。



1968(昭和43)年に設置されて以来、実は3台目。
昭和時代は、中規模のデパートでも必ずといっていいほど、屋上にこうした遊園地がありましたよね。買い物に行って、少し子供を遊ばせて、一緒にたい焼きとかかき氷を食べた思い出のあるお父様&お母様方もおられるかなと思います。
全盛期は1960年代半ば~1970年代後半。今はもう、都内では、東急プラザ蒲田(大田区西蒲田)の「かまたえん」と、東急百貨店吉祥寺店(武蔵野市)の「太陽の広場」の2か所のみ(2021年時点)。


小さく見える観覧車でも思ったより景色がよくて、蒲田の町を一望できました。富士山が見えるときもあるそうです。残念ながら、通常18時(冬は17時)までなので夜景は見られないけど、日が短い冬の夕方に来たら、もっときれいかもしれません。




観覧車は大人でも乗れます・・というより、大人しか乗ってない(笑)。


他にはこんな乗り物やスペースが。

京浜東北線のデザイン!


お子さんか、甥っ子さんや姪っ子さん、もしくはお孫さんが、こんなかわいい乗り物で喜ぶうちに、是非。こういう風景って不思議と記憶に残るんですよね。ちびっ子たちが安全に楽しく遊べる場所を、真剣に作ったり守ったりしてくれた大人達の愛情や情熱も、ちゃんと子供達には伝わってると思います。



 

かまたえん
https://kamata.tokyu-plaza.com/kamataen/

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<編集後記>
昭和40~50年代、中規模のデパートでもこうした屋上遊園地がありました。その後、こうした小さな遊園地の多くは、ゲームセンターに変わり、イベント会場に変わり、ビヤホールやテラスに変わったりしました。それでも残っていればいい方で、閉鎖されてしまったところもありました。残ってるってすごい!

 

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