東京|第一ホテル東京 ロビーラウンジ(港区新橋)

新橋にある第一ホテル東京のロビーラウンジで、ブーケのようなマロン・パフェを頂きました!JR・地下鉄の新橋駅から徒歩圏。サラリーマンの聖地とかおじさんの街と言われる場所柄、このあたりにはビジネスホテルしかないと思われがちだけど、エレガントで落ち着いた雰囲気のホテルです。


ですが、ロビーラウンジの敷居の高さをあまり感じさせず、利用しやすいと思います。それにここのスイーツは可愛らしい!

 


 

現在「第一ホテル東京」として活躍中のこの建物は1993(平成5)年竣工。もともとここには「第一ホテル」がありました。1938(昭和13)年に開業、1940(昭和15)年のに東京で開催される予定だった第12回オリンピック大会に備えて計画されたもので、帝国ホテル(日比谷)や山王ホテル(赤坂)などと並んで、東京を代表する近代的高級ホテルのひとつでした。


大きな壁画は、幅11m×高さ9m

戦後はGHQに接収され、連合軍の高級将校たちの宿舎として使用されてたほか、東京軍事裁判の弁護士や関係者の宿泊にも使われたていたとか。以前、終戦直後の新橋周辺の焼け野原を撮影した写真を紹介しましたが、第一ホテルから撮影されたもの。当時としては高い建物だったことが伺えます。

 

さすがに当時の建物は老朽化や時代遅れな感じになり、1989(平成元)年に閉鎖・解体されてしまいましたが、その跡地に建てられたのがこのホテル。ドラマ「ハゲタカ」の撮影にも使われたそうです。 

1993年竣工で、その後もリニューアルしているらしいので「レトロ」というにはまだ少し時間が必要かもしれませんが、今はあまりお見かけしない感じの内装。「第一ホテル」「新橋第一ホテル」「第一ホテル東京」と名前は変わっても、開業以来「エレガンス&エクセレンス」のコンセプトを守り続けているとのことですが、こうした雰囲気、だんだん希少になってきた感じがします。時代によっても「エレガンス」「エクセレンス」のイメージも変わりますものね。


こちらは2階部分。

 

 

調度品もなかなか素敵です。


ロビーラウンジに座って撮ると、こんな感じ。

 


こちらが今回お目当てのパフェ。色が色なのに松ぼっくりではなく、これから花開きそうな「バラ」に見えるのがさすがです。

パフェと紅茶のセットで2200円

 

想像していたのより大きくて、2人で1つにしてもよかったかもしれないと(運ばれてきたときは)思いましたが、普通に無理なく頂けました。



ちなみにクリスマス・シーズンは、今ではあまりお見かけしないタイプの大きなツリーが飾られます。LEDでキラキラのツリーよりも、昭和生まれがイメージするクリスマスツリーってこんな感じ。



宣伝記事ではないので書きにくいですが、「阪急阪神第一ホテルグループの会員(入会費年会費無料)」になっておくと10%オフに。

 

第一ホテル東京:ロビーラウンジ
https://www.hankyu-hotel.com/hotel/dh/dhtokyo/restaurants/lobby_lounge/fair/plan-fromage

 

小規模なホテルですが、中には他にも素敵なレストランやラウンジがあります。それについてはまた後日。 


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【編集後記】
第一ホテルというと、その昔このあたりには「銀座第一ホテル(2002年閉館)」があり、たまに利用していました。今は三井ガーデンホテル銀座があるところですね。「第一ホテル東京シーフォート(2022年閉館)」「第一ホテル アネックス(2022年閉館)」もなくなってしまい、この新橋の第一ホテル東京が残ってくれているのが嬉しい感じ。ホテルもここ20~25年くらいでしょうか、外資系ホテルが増えて来ましたよね。またそれに対抗するように大手ディベロッパーが複合施設の開発という形でホテルを建替えたりしています。日本の「旅館」はもちろん、西洋風にしていても日本らしさが滲み出る「日本が立ち上げたホテル」も姿を消してきています。だから時々こうして寛がせて頂いています。

 



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