映画|Go For Broke~ハワイ日系二世の記憶(日・2013年)

 自主映画会にお誘い頂き「Go For Broke~ハワイ日系二世の記憶(日・2013年)」、ハワイの日系アメリカ人の歴史のお話です。

日系人の歴史をよく知らずに過ごし、今思えば学校でもほとんど教わらなった気が(←覚えてないだけ?)。若い頃、米国に行ったとき、よく知らなくて恥をかいたり、「日本人は自分たち日系人のことを何も知らないんだな」と複雑な気持ちにさせたこともあったかもしれません。

 日本で生まれて日本で育って、ずっと暮らしているとわからない、気づかない、日本の歴史や文化が見えてきます。率直に、彼ら・彼女達のことを知って欲しいと思っています。劇場ではなく、自主上映会でしか観られませんが、機会がありましたら、是非ご覧ください。


●映画あらすじ
年間多くの日本人観光客が訪れるハワイでは、それほど英語の必要がなく、地元の人々が歓迎してくれます。しかしそれも、日系移民の末裔の人々が長い年月をかけて、ハワイの社会に果たして来た役割に負うところが大きいのです。その日系人の立場を好転させ飛躍的に向上させたのが、二世の大戦時の功労でした。
本作は、日系二世の退役軍人とその妻たち34名のインタビューを中心にまとめられたドキュメンタリーです。しかし戦争の話だけではありません。
「両親はどこから来て何をしていたのか」「どんな家に住み」「家庭内での言葉は?」「流行した遊び」「沖縄人に対する差別」「異民族との間に生まれたHAPA(ハーフなどの意)への差別」「戦争時にどういった経験をしたのか」。およそ80年以上前のハワイの様子など、二世は何を見て、どう感じたのかを余すところ無く語った、まさに「もう一つの日本史」です。

監督・脚本・撮影:松元裕之
(引用)NPO法人NAC-J「Go For Brok~ハワイ日系二世の記憶」:
http://nacj.blog133.fc2.com/blog-entry-46.html



今はどうかわからないけれど、日系アメリカ人というと、NHK大河ドラマ「山河燃ゆ」(昭和59年放送、原作:山崎豊子さんの「二つの祖国」)を思い浮かべる人も多かった気がします。

また、私が米国で、ヨーロッパ戦線に参加した元兵士や、強制収容の経験を持つ日系人に会ったといっても信じない人も結構居ました。「そういう特殊な経験をした人はそんなにいない、まして、そこらへんにいるわけがない」と。
他にも、帰米2世、戦争花嫁など、当時浮かれていた日本人からするとドラマチックに聞こえる属性を持つ人達は、どこか特別なところにいると思っているかのようでした。一市民としてごく普通の暮らしをしていた人が戦争に人生を翻弄されたのは日本も同じなのに、どうして特殊だと思うのかな??
こうしたことが、何となく心にひっかり続けています。

だから、できれば若いときに日系人の歴史を教えてくれる本や映画があったらよかったな、という思いがありました(もちろん、授業も!)。そして、「何でもっと話を聞いておかなかったんだろう」、「あの温かい手をもっとちゃんと握っておかなかったんだろう」という悔いが残っていることにも気づきました。
この映画を観て、その2つをほんの少し叶えてもらった感じがしました。





ハワイ日系社会ものがたり: ある帰米二世ジャーナリストの証言





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