前回に引き続き、ハトヤ宿泊記。タワー館の山側の和室10帖のお部屋です。床の間やサンルームがあるから、余計に広々した感じ。家族旅行や修学旅行、社員旅行や会合などの団体さんの利用が多かった時代の作りだなあという感じ。
前室には、風除室的な役割もあって、 冷気・暖気・湿気、ほこりの侵入を防いでくれます。お陰で、お部屋の中は案外静かだったり、寒暖差も少なくて済んだり。部屋に入りきらない荷物を置くこともできるなど、実は非常に考えられたスペース。
前室があることで、主室の格を上げてくれていたりします。
奥の押入れにはお布団が入っています。
浴用タオルと歯ブラシは部屋に備え付けでした。
浴衣はロビーのエスカレーター付近に積まれていました。
アメニティは、フロントのカウンターにありますし、浴場へ行けばポンプタイプのものが置いてあります。使い心地はマイルドでしたが、合う合わないがあると思うので、敏感な方は使い慣れたものを持ってきた方が無難かもしれません。
床の間にはハト。
部屋にもユニットバスがあるので、ひとりでのんびり入りたいという方はこちらへ。
洗面台の窓からは、お隣の「伊東ホテル ジュラク」が見えました。1968(昭和43)年開業だそうですので、ハトヤホテルの渡り廊下と同い年です。
ちなみに、客室内では
- 部屋でWi-Fiが使えない(ロビーのソファがあるエリアのみ使える)
- コンセントが少ない(延長コード的なものが合ったほうが良い)。
- 充電のケーブル類はフロントで貸出してくれるらしい。
窓から見える景色はこんな感じでした。
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【編集後記】
平日だったからか、ほとんどのお客さんが一人旅。旅のスタイルも時代とともに随分変わったんですね。だからホテル側としては採算をとるのが大変というのもわからなくはないなあと。
振り返ると、昭和~平成初期の学生時代、修学旅行や合宿ではみんなで布団並べて夜は枕投げに興じ、消灯の後は小さなスタンドを付けて額を寄せ合って、怪談とか込み入った話をしてみたり。
会社や会合の慰安旅行では、仲の良い人と一緒とは限らなかったけど、お互いにこの時を楽しく過ごそうとしていたし、話してみると面白い人だとわかって、それまでより少し話やすくなったり、仲良くなることもありました。
また、和室のマナーなども、食事や布団の支度のために仲居さん来てくれたときに、その所作を見ていて「きちんとできるってかっこいいな」と思ったこともありました。遊びながら色々な勉強ができる機会を社会が作ってくれていたようにも思えます。それは「豊かさ」といえると思うけれども、当時は気づきませんでした。令和ならではの豊かさも、いつか振り返ってみてわかるのかも。
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