大阪|再開発でどうなるのか、千里中央駅周辺

 

千里阪急ホテルに宿泊するにあたって、北大阪急行「千里中央」駅前も少しだけ散策。まずは、かわいいショッピングモール「せんちゅうパル」。160の店舗からなっていて、かつてはとても賑わっていたそう。

 

 向こうにタワーマンションが見えるけれど、ここもいつか開発で取り壊されるのだろうか・・と思ったら、せんちゅうパルについては具体的な計画はないそうです。ただ、千里阪急ホテルも解体されるので、ここもどうなるか・・

 

せんちゅうパル 

 

 

今はせんちゅうパルという名称ですが、かつては「千里サンタウン専門店街」で、1990(平成2)年に改称されたそうです。ひらがなで「せんちゅう」ってかわいいですよね。

 

大阪万博が開催した1970(昭和45)年3月。
ほぼ同じ時期、まだ仮駅だった千里中央駅の近くに、阪急百貨店千里阪急、大丸ピーコックストア千里中央店、千里サンタウン専門店街(現在のせんちゅうパル)が開店したそうです。
仮駅は無人駅だったそうですが、万博終了翌日に万博会場線が廃止され、現在の千里中央駅が開業、その頃からどっと賑わうようになったとか。どちらにしても、もう50年以上経つのですね。  

 

1959年に開業したハワイのアラモアナセンターをモデルにしたと聞きましたが、似てるといえば似ているし、でも何か似てないような(笑)。この頃のショッピングセンターって上が団地みたいな扉の住居になっているタイプが多い印象ですが、関東だけ?
それにしても、吹き抜けってなかなかお洒落ですよね。明るくていい感じでした。

 

駅直結でひととおりの物が揃っている感じですが、平日の昼間だからか思ったより人は少なかったです。週末は少しは賑わうのかどうか・・。
そして、こちらは夜のせんちゅうパル。広場とは違う方向から撮りましたが、何だかアジアっぽい(ハワイは?ハワイは?)。

 


千里セルシー

その隣にある「千里セルシー」の跡地。1972(昭和45)年に開業、地上6階、地下1階建ての大型複合商業施設。大型船をモチーフとした建物には映画館やボーリング場、屋上にはプールなど娯楽施設もあったとか。

最盛期には、各種イベントや民放の公開収録なども行われていて、新人アイドルが新曲を披露や握手会を開催する場所としても定着。世代的には堀ちえみさんとかも来たとか(確か彼女は関西出身でしたよね)。
現在のショッピングモールよりすごいですね。
 

ところが、2018(平成30)年5月に起きた大阪北部地震の影響を受け、ごく一部の店舗を除いて翌年に閉館、2022年5月に完全に閉館したそうです。2025年3月でも建物が解体されることもなく、そのままになっていました。


千里阪急百貨店

三角形のフレームが印象的な千里阪急百貨店。
大丸、髙島屋、阪神百貨店などが出店を検討する中、大阪府などの選抜によって出店が決定し、大阪万博開幕直前にオープン。当時は4階建だったそう。しかも、元はフレームは全て同じ太さだったとか。そうえいば両端に太いフレームが・・・。
増築した5~7階を中心に耐震性能が大幅に不足していたことが判明して、2008(平成20)年に耐震補強工事を行ったときに、外観のデザインを損なわずに耐震性を高めるために付けたのだとか。


こういうデザインなんだと思っていました(調べて見るものですね)。
千里阪急百貨店も再開発の対象で、取り壊されてしまう予定だそうです。
 
阪急阪神不動産によれば、
 
具体的には、千里阪急・セルシー敷地においては、両敷地間の廃道と新設されるバス・タクシー乗場の上空利用により大街区化を行い、千里阪急が入居する大規模商業施設(延床面積10万㎡級)を新設すべく検討してまいります。
また、千里阪急ホテル敷地においては、同商業施設および隣接する千里東町公園と連携した賑わい・交流機能を導入すべく進めてまいります。
さらに、これらの施設では、さまざまなイベントを通じて新たなライフスタイルを提案するほか、セルシー広場を継承する賑わい広場の整備・運営や千里中央駅から千里東町公園に繋がる歩行者ネットワークのバリアフリー化など、賑わい・憩い・交流のある千里らしいまちづくりを目指してまいります。 


とのことでした。

* * * * *
【編集後記】   
千里中央にかぎったことではなく、どこに行ってもそうなのかもしれないですが、久しぶりに来たら、「わー、懐かしい!」ではなくて、「変わったなあ、全然わかんない」というようになるのかな。思い出も思い入れもなくなってしまうというか。随分変わっていきそうですよね。

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