2017-04-17

東京|二・二六事件など歴史の舞台:旧軍人会館/九段会館

 九段のシンボル的な建築のひとつ「九段会館(旧軍人会館)」、独特の雰囲気がありますが、昭和御大礼記念事業の一環として計画され、建設の際には昭和天皇からの御下賜金もあったそうです。ここだけ異空間感じです。

1936(昭和11)年に起きた「二・二六事件」の司令部が置かれた場所でもあり、その翌年には、清朝最後の皇帝の弟・愛新覚羅溥傑(ふけつ)と嵯峨浩(さがひろ)の婚礼が行われたりもしているので、おめでたい意味でも歴史的です。

2017-04-08

東京|昭和五輪の遺産:インターナショナル・アーケード(有楽町)【閉店】

1964(昭和39)年、東京オリンピック開催に合わせて東京の町は急ピッチで整備されていきました。新橋~有楽町間のガード下もそのひとつで、外国人向けの「インターナショナルアーケード」もオープン。外貨獲得のための商店街で、当時は円安だったので盛況だったそうです。

入ったことはないのですが、随分前(20年以上前)、ショーケースには兜や日本人形が飾られていた記憶があります。外国人向けのお土産屋さんのほか、色々なお店があったようです。

2017-01-11

東京|昭和の喫茶店:パーラー・キムラヤ(港区新橋)

 新橋駅前ビル1号館の地下1階「パーラー・キムラヤ」さん。ビルができた1966(昭和41)年開店。


戦後間もない頃の新橋にも大きな闇市があり、ヤクザの抗争も激化、当時の都知事が駅前を再開発をし、この駅前ビルを建設することを決定。この地で商売をしていた人達は優先的に入居する権利を与えられ、パーラー・キムラヤさんもそのとき入居したそう。

2016-12-21

東京|朝カフェで気分を変えよう!:Lad's de Wine(港区新橋1丁目)

新橋の「Lad's de WINE」で朝ごはん。カフェというよりワイン・バル。3種類のモーニングメニューは515円から(2016年12月現在)。


オフィス街のモーニングメニューが食べられるお店は、だいたい朝7:00か7:30くらいから。始業時間が遅い場合は、会社の最寄駅のカフェでなくても行く時間はありますしね。

2016-12-20

LA|道草と街歩き、記事にするほどでもない画像

今回ロサンゼルスに来たのは本当に久しぶりで、こちらにいる友人たちに会いに来ました。また次にいつ来られるかわからないし、来たときにはまた随分変わっているんだろうなあと思います。


ひとりで歩きながら、あるいは友達と喋りながら適当に撮った風景写真、単体では記事にするほどでもないものを集めて、ほぼ自分の記録用に載せてます。

2016-11-30

LA|全米日系人博物館(8):日系人部隊

 前回「全米日系人博物館(7)」の続きです。1943年1月28日、日系人による連隊規模の部隊が編制されることが発表され、強制収容所内でも志願兵の募集が始まりました。部隊名は「第442連隊(442nd Regimental Combat Team)」。

軍服は思ったより小さく、当時の日系二世も小柄だったことがうかがえる。

 

忠誠登録で「YES」と答えた日系人は87%もいたにも関わらず、当初、兵役を志願し入隊できたのは800人くらいだったそうです(その後は増えます)。

2016-11-29

LA|全米日系人博物館(7):忠誠登録

前回「全米日系人博物館(6)」からの続きです。収容所が開設された直後から、アメリカに忠誠心があると認められた日系人に対して、収容所を出て軍事制限地区から離れた地域に定住させる施策(「再定住」という強制的な同化)も行っていました。これにより、戦争による労働者不足を補うために一時的に収容所の外にある農園や工場で働くことができた人もいたそうです。


そしてもうひとつ、二世たちが収容所から出る方法がありました。それは「アメリカ陸軍への入隊」でした。