2022-08-21

東京|新東京ビルヂング/「9人の写真家が見た水俣」展(2)

前回の続きです。ここがビル2階にあるアートスペース。オフィスビルとはいえ、ビルの1階~2階は公共施設みたいな雰囲気もあり、気兼ねなく入れます。ちょうど2022(令和4)年7月4日~30日まで「9人の写真家が見た水俣」の写真展が行われていました。

1969(昭和44)年に出版された石牟礼道子(いしむれ みちこ)さんの「苦海浄土」、昨年秋に公開された映画「MINAMATA」は有名ですが、数十年に渡って水俣に足を運んで撮られてきた写真はどれも胸に迫るものがあります。
でも、つらいものばかりではありません。

2022-08-20

東京|新東京ビルヂング/「9人の写真家が見た水俣」展(1)

有楽町駅前の再開発も決まっているし、東京の風景もどんどん変わっていきそうなので撮りためています。今回は「新東京ビルヂング」、1963(昭和38)年第一期竣工、1965(昭和40)年完成。


この時代のビルは角に丸みを付けたものが多い気が。デザイン的な流行か、「尖ったものや鋭さを感じるものを他人様に向けてはいけない」ということに敏感だった昭和らしい感覚か。角に使われている曲面ガラスは当時の最新技術だったそうです。

2022-08-17

東京|駅徒歩1分、昔ながらの銭湯「梅の湯」(北千住)

東京23区の中でも銭湯が多いといわれる足立区。中でも北千住は、1971(昭和46)年頃が最盛期で、当時は24軒もの銭湯があったそう。


 

駅前は随分前に再開発されたものの、少し歩けば昭和の下町の面影が残っているのですが、駅東口からたった徒歩1分の場所に、唐破風の屋根の銭湯が残っているのには驚きました。

2022-08-14

東京|新有楽町ビル/建替えは使えるかどうかより・・【2023年閉館】

隣にある有楽町ビルヂングと共にこちらも建て替え、2023年に閉館が決まっているそうです(2021年7月29日に三菱地所=発表)。


竣工は1967(昭和42)年1月。地上14階、地下4階、塔屋1階建てのオフィスビル。強い青味を帯びた黒の外観は、ビルの外観としてはあまり見かけない色。また窓の意匠もユニークです。

2022-08-13

東京|元祖ピザトースト:cafe紅鹿舎(有楽町)

1957(昭和32)年創業の「Cafe 紅鹿舎(ベニシカ)」。JR有楽町駅徒歩4分、東京メトロ日比谷駅から徒歩3分、近くには宝塚劇場があります。


「元祖ピザトースト」で有名なお店としても有名ですが、その他紅鹿舎さんならではのメニューもあります。

2022-08-07

東京|松の湯(品川区西五反田)/宮造りの銭湯が多い理由

銭湯も建て替えが増える中、破風造りの銭湯に惹かれます。ずっと南関東に住んでるから当たり前に思っていたけど、実はこの造り、関東、特に東京・神奈川などに多く見られるのだとか。1923(大正12)年の関東大震災の復興の過程で、頑丈で豪華な宮造りにしたことが始まり、戦後の復興過程でも多く造られたという。元気づけたり安心できる場だったのでしょうね。

東急目黒線「不動前」駅から徒歩7分くらいの住宅街の中にある「松の湯」さん。創業は1961(昭和36)年。 震災からは随分経っているものの、この造りは相当人気だったことが伺えます。

2022-08-06

東京|高度経済成長期の物流センター:五反田TOC【解体予定】

五反田のTOCビルも2023(令和5)年3月末で閉館し、その後すぐに解体される、という話を聞きました。
※追記:解体工事着工を6ヶ月から1年程度順延、それまで営業を続けるとのこと(2022年9月の発表) 


また「あって当たり前」になっていたものが姿を消すのかと、立ち寄ってきました。もう閉店してしまったけど、レトロ喫茶好きに人気の「LIPTON」もここに入居していました。