2024-02-24

東京|上野の有名純喫茶のひとつ:王城(台東区上野)/純喫茶の背景にあるドラマ

上野界隈はレトロ喫茶が多いところでもあるのですが、その中の有名店のひとつ「王城」さんにお邪魔してきました。JR上野駅から御徒町方面へ歩いて5分程度、丸井の裏の方にある昔ながらの喫茶店です。行ったのは平日の18:00頃でしたが、5分待ち。休日は並んでいる人もいるほどの人気店です。

創業時期は不明ですが、現在の場所に移転してきたのが1975(昭和50)年だそう。それ以前にも、上野の別の場所喫茶店の営業はされていたそうです。

2024-02-17

東京|大正時代の建築でお蕎麦:虎ノ門 大坂屋 砂場(港区虎ノ門)

とにかくいつも混んでいてなかなか入れなったお蕎麦屋さん「虎ノ門 大坂屋砂場」に行ってきました。1972(明治5)年、砂場本家「糀谷七丁目砂場藤吉」の暖簾分けで創業。虎ノ門という場所柄、幕末の三舟「山岡鉄舟」「高橋泥舟」「勝海舟」にも贔屓にされてきたそうです。


 現在のお店は、1923(大正12)年に建てられ、関東大震災や第二次世界大戦などの被災を免れました。また、近年の再開発では、愛宕下通りの道路拡幅工事の際に建屋を曳家で4m移動したものの、建物の風格は失われていません。店主さまも、現在ではもう6代目だとか。

2024-01-31

東京|モリモリのプリンアラモード:喫茶チェリー(大田区蒲田)

 

 大田区蒲田にある1960(昭和35)年創業の喫茶店「チェリー」さんに行ってきました。こちら、裏メニューということになっているプリンアラモード、800円。確かにメニューには載っていないものの、他のテーブルのほとんどの方が注文していて、全然裏メニューっぽくない(笑)。


プリンが見えないのですが、メロン型のどんぶりと言いたくなる器の底の方に押し込まれていました(笑)。

2023-12-25

東京|移転して生まれ変わった「Stone+」(千代田区内幸町)

「Stone有楽町ビル店」が、2023年10月いっぱいで惜しまれつつクローズしたことは以前の記事に追記をしていました。その後はどうするんだろうと思ったら、内幸町に移転し、明るくポップな内装の「Stone+(ストーンプラス)としてオープンしました。


あの立派な石材の行方が気になってしかたなかったのですが、残念ながら移転先では石材は使われていませんでした。お店のイメージもガラっと変わっていました。

2023-12-22

東京|帝国ホテル東京:ランデブーラウンジ・バー

 

本格的な洋式ホテルとしては日本有数の歴史を持つ帝国ホテル(現・帝国ホテル東京)の本館1階の「ランデブーラウンジ・バー」。現在の本館は3代目で1970(昭和45)年に建てられたもので、設計は、聖徳記念絵画館や学士会館などを手掛けた高橋貞太郎氏。


暗くてわかりづらいですが、床の絨毯の柄が『帝国ホテル旧本館』を設計したフランク・ロイド・ライトのデザイン柄になっていました。


2023-11-30

鎌倉|Pacific DRIVE-IN(七里ガ浜)/ドライブインの歴史

 

どんどんドライブインが減少している中、2015年に鎌倉七里ガ浜にできたドライブインカフェ「Pacific DRIVE-IN」。以前も何か飲食店が入っていたような・・と記憶をたどると「バーガーキング」だったような気が。

 

国道134号線沿いの七里ヶ浜海岸駐車場の中央に位置してます。ドライブインは、そもそもが車で行くところだから電車で行くにはアクセスが悪かったりしますが、ここは江ノ電の七里ガ浜駅からも徒歩5分くらいという珍しいドライブインです。

2023-11-29

静岡|熱海駅周辺(2):軽便鉄道車両と人車鉄道

 

熱海駅前の商店街入口に展示されている小さな蒸気機関車 。遠目で見たとき、オブジェか子供の遊具かと思ってしまいましたが、明治の終わりから大正にかけて、実際に熱海と小田原を結んでいた軽便鉄道機関車「熱海軽便鉄道7機関車」でした。見る人が見ればとても価値のあるものなのだろうなと思います。

 蒸気機関車というと。デゴイチの愛称で知られる「Dー51」のような、大きくてパワフルな車両や、たとえばJR新橋駅前のSL広場に飾られている蒸気機関車を思い浮かべてしまうけど、最初からあんなに大きかったわけではなかったのですね。