2023-04-09

東京|日比谷公園:壊されそうだから記録しておく(1)第二花壇

着々と工事の準備が進められているであろう日比谷公園。今回の工事でどこまでどのように変わるのかはよくわからないけれど、この第二花壇あたりも危ない気がしています。ということで、念のため写真を撮っておくことに。

季節の花が楽しめますが、4月はネモフィラやチューリップが見事!咲かせるのは大変だっただろうなあ。意外と知られていないようなのですが、専門家の指導のもと、ボランティアのみなさんが植え替えや管理をしているんですって!

2023-04-07

東京|日比谷公園、再整備で樹木が千本伐採の危機

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東京都の公園再整備による神宮外苑の樹木の大量伐採が問題になっていますが、日比谷公園でも、千本以上の樹木の伐採をするとか。1903(明治36)年の創立当時、100年後の未来を見据え、将来は緑豊かな空間になるようにと、植えられた幼木、苗や種たちがこれほど見事に育っているというのに、です。


また、歴史ある施設の取壊しも計画に盛り込まているとか。

2023-03-25

横浜|下町の住宅街の中:仲乃湯(南区)/銭湯入場料の地域差

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先日行った永楽湯さんから徒歩圏の「仲乃湯」さん。横浜市営地下鉄「阪東橋」駅が最寄りだと思いますが、横浜商店街を抜けてさらにまっすぐ進んだ住宅街の中にあります。


 1949(昭和24)年創業、1957(昭和32)年に増改築。もうかなり古い建物ですが、中はとてもきれいに保たれています。撮影に使われたこともあるそうです。

2023-03-24

横浜|サウナと黒湯:永楽湯(南区永楽町)

横浜市営地下鉄ブルーライン・伊勢佐木長者町駅から徒歩5分くらいの場所、横浜市南区永楽町にある「永楽湯」さんは、1951(昭和26)年。レトロ銭湯といえども、最近はあまり見かけなくなった「サウナ」が付いています。

また、黒湯もあります(残念ながら、現在はポンプ故障のため薬湯です)。

2023-03-22

横浜|不二家レストラン1号店?(中区伊勢佐木町)【2023年8月閉店】

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不二家レストラン1号店と言われている横浜センター店は、JR関内駅から徒歩5分。伊勢佐木モールに入って割とすぐの場所。不二家の発祥地は数寄屋橋ではなく、横浜の元町だったのですね。

 

ファミリーレストランの発祥は、1970(昭和45)年開店のすかいらーく1号店である国立店(現ガスト)と言われていますが、不二家さんの歴史を知ると、ちょっと待て!と言いたくなるかもしれません。

2023-03-21

書籍・映画|原発を止めた裁判長、そして原発をとめる農家たち

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2011年3月11日午後2時46分、三陸沖130kmでM9の地震が起き、福島第一原子力発電所では震度6を記録。多くの人が避難を余儀なくされ、計画停電も実施されました。時間が経過するにつれ、当時の緊張や事故の深刻さは人々の意識の中から薄れ、街にも以前のような明るさが戻っていきました。原発とその周辺で何が起きていたのか、私達はよく知らないまま、また知ろうとしないまま、再稼働に向けて舵は切られていきました。


2014年5月21日、当時、福井地裁の裁判長だった樋口英明氏は、大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じる判決を下し、翌年2015年4月14日には、高浜原発の運転差し止めの仮処分決定を出しました。日本で原発の運転差し止めの仮処分の決定が出されたのはこれが初めてで、非常に歴史的な判決でした。

2023-03-14

Diary|ヘア・ドネーション体験記(2):美容院選びってホントに大事!

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前回(2021年2月)に記事を書きましたが、ついに、ヘアドネーションしました!あれから2年が経過、決して「あっという間だった」とは言えず、色々なことがありました。(個人差はあるけど、髪が伸びるスピードは、1カ月に1cm~1.5cmくらいだそうです)

途中、切りたいと思ったこともあったけど、美容院選びって大事だなと痛感しました。
結論から言うと「長きに渡ってヘア・ドネーションの実績があるところ」がいいですね。でないと「そりゃあ、ないだろう」って思うことも出てきて、お店を2回変えてます(笑)。

2023-03-12

横浜|天然黒湯の銭湯「いなり湯」(中区)

JR根岸線・山手駅から、全国でも珍しい直線を引いたような長い商店街を歩いて5分くらいのところにある「いなり湯」さん。商店街も珍しいけれど、緑色を基調とした銭も珍しい。

もともとは横浜市南区で別の銭湯を経営していたそうですが、1945年5月29日の横浜大空襲により焼失してしまったそう。1946(昭和21)年にこの場所で「いなり湯」を開業、1961(昭和36)年に建て替え、今に至るそうです。

2023-03-11

BLOG作り|インスタグラム、やめました。

Instagramをやめました。
ほとんど使ってなくて、やめたところで何も支障がない。だからこそやめた、という感じです。あったらあったで楽しいのかもしれないけれど、「あったらいいな=なくてもいいな」です。

 

 ”インスタ映え”という言葉もあるように、アップするものが限定的というか、一般に広くウケる「素敵なもの」「こんなに輝いている私」しか載せちゃいけないような気がして。私が書く記事はインスタ向きではないので(笑)。また、もともとあちこちに書き散らかしたものをブログに纏めているくらいなので、さらに書き散かすこともないというのと、「記録する」という趣旨にそぐわないからです。

2023-03-10

映画|ペーパーシティ~東京大空襲の記憶/シアター・イメージフォーラム

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1945(昭和20)年3月10日の「東京大空襲」町が寝静まった午前0時過ぎ、アメリカ軍の爆撃機によって下町が焼かれ、東京の4分の1が焼失、10万人を超える死者を出した史上最大の大空襲でした。もう70年以上も前のこととはいえ、空襲があった痕跡も継承の施設も少なく、この時期になっても話題にのぼることも少なくなりました。


オーストラリア出身の映画監督さんが、東京大空襲の生存者たちを取材したドキュメンタリーが順次上映されています。ただ、東京の話なのに、東京では渋谷の「シアター・イメージフォーラム」でしか上映されていないようです。

2023-03-09

東京|3駅利用可でふらりと行ける:大盛湯(品川区)

JR京浜東北線・大井町駅とJR横須賀線・西大井駅の間くらいにある「大盛湯(たいせいゆ)」さん。東急大井町線「下神明」駅からも行けます。どの駅からも徒歩7~8分。タオルのレンタルもあるので、ふらりと立ち寄れます。


1950(昭和25)年築の宮造で、暖簾をくぐる前に見上げれば、軒下に見事な彫り物が!これは懸魚(げぎょ)という、木造の建物を火災から守ってほしいという願いを込め、寺社仏閣に取り付けられるものだそうです。

2023-03-04

横浜|もうひとつの外国人墓地:根岸外国人墓地(中区)

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外国人墓地というと山手外人墓地が有名ですが、横浜には4か所の外国人墓地があります。他3カ所は、英連邦戦没者墓地(保土ヶ谷区狩場町)、中華義荘(地蔵王廟・中区太平町)、そしてここ「根岸外国人墓地(中区仲尾台)」です。


4つあるのに、ここが”もうひとつの”と形容されるのは、山手外人墓地と同じ区内にありながら、1967(昭和42)年頃まで荒れた状態で放置されたため、あまりに知られていなかったといいます。しかも、連合軍による接収や書類の没収などによって過去のことがよくわからないとか。

2023-03-03

横浜|港の見える丘公園/横浜米軍機墜落事件のこと

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1859(安政6)年の横浜開港時、港の見える丘公園の一帯は外国人居留地でした。丘の上はイギリス軍、下にフランス軍が駐屯していたそうです。


現在のような公園になったのは、1962(昭和37年)。戦後の流行歌「港が見える丘」に由来して付けられました。オフコースの「秋の気配」の歌詞に「あれがあなたの好きな場所、港が見下ろせる小高い公園」とありますが、ここのことだと言われています。

2023-03-02

横浜|山手西洋館(3):外国人向けの共同住宅「山手234番館」

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1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災による建物の倒壊で、山手も瓦礫の山に。駐留していた外国人は神戸など他の都市への移住が相次いで、震災前に7650人いた外国人は翌年には2156人まで減少。そこで横浜市は復興事業として山手や根岸に市営住宅を建設しました。


この山手234番館は外国人向けの共同住宅として、現在の場所に建てられました。

2023-03-01

横浜|山手西洋館(2):貿易商の私邸「エリスマン邸」

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1860(万延元)年に外国人居留地が開放、当初の居留地は現在の山下町のエリアで、「関内居留地」や「山下居留地」と呼ばれていました。開港後の土地不足に加えて、山下町は埋立による低湿地帯であったため、山手丘陵地の開放が求められ、現在の山手町に「山手居留地」が造られたそうです。


山手居留地は住宅街ですが、山下町の居留地だった場所は当時も商業地区で、高度経済成長期以降はビルやマンション建設が進み、街並みは大きく変わっています。

2023-02-28

横浜|山手西洋館(1):貿易商・領事の私邸「ベーリックホール」

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1853(嘉永6)年の黒船来航から5年、1858(安政5)年に日米修好通商条約をはじめとする安政の五カ国条約が締結されたのを機に、1859年7月1日(安政6年6月2日)に日本初の近代国際貿易港として横浜港が開港しました。



居留地の中でも、山手居留地は住宅地として発展、1899(明治32)年に居留地撤廃されたものの、割とそのまま残っていたようですが、1923(大正12)年の関東大震災で壊滅状態に。現在残っているのは関東大震災後に建てられたものです。

2023-02-25

神奈川県央|昭和空間:純喫茶フロリダ(大和市)

 小田急大和駅前で行われている神奈川県最大規模といわれている「やまと骨董市」をウロウロしているとき、目に入った黄色い看板と「純喫茶」の文字、気になって仕方ありませんでした。ここだけ妙に昭和。


「純喫茶フロリダ」さんは、1971(昭和46)〜1972(昭和47)年頃の創業だそうですが、ビルはもっと古そうです。運良く駅前の再開発を逃れて今に至るのだそう。

2023-02-24

神奈川県央|神奈川で最大級、やまと古民具骨董市(大和市)

毎月第3土曜日、小田急江ノ島線・大和駅の改札口を出ると、もうそこは骨董市!「神奈川やまと古民具骨董市(旧 やまとプロムナード古民具骨董市)」は、神奈川県最大級といわれています。数えていないけど、200店舗近く出店していたと思います。


キャンプ座間に近いこともあって、米軍関係のアメリカ人たちも来ていました。特に日本の民具や着物には興味深々のようでしたが、彼らがどんな風に使うのか、そのアイディアも学ぶところがありそうです。

2023-02-01

東京|変わりゆく風景:55年の歴史に幕、東急本店閉館(渋谷)

渋谷駅も100年に一度と言われる再開発で随分風景が変わりましたが、まだまだ変わりそう。駅から500mほど離れたところにある東急百貨店本店も、2023年1月31日を以って55年の歴史に幕を下ろしました。2027年には、地上36階地下4階、高さ164.8mの複合施設が開業することが決まっているようです。


この風景も過去のものになり、だんだん忘れてうろ覚えになってしまうので、ちょっとだけ写真を撮っておきました。

2023-01-31

東京|ラブレターの代筆屋たちがいた場所:恋文横丁(渋谷)


渋谷109とヤマダ電機の間に「恋文横丁」と書かれたステンレス製の碑が立っています。終戦間もない頃、代々木公園にあったワシントンハイツに駐在していた進駐軍兵士と恋に落ちた女性たちの”思い”を翻訳してくれる代書屋さんがいたとか。


おそらく他の町にもこうした代筆屋さんは居たと思いますが(佐世保にもいたらしい)、ここを舞台にした「恋文」という小説と映画が人気となったことから「恋文横丁」という名前がつけられ、有名になりました。

2023-01-30

東京|昭和元年創業:名曲喫茶ライオン(渋谷)/追記:道玄坂エリアを「街並み再生」

名曲喫茶が減り、現存するのは高円寺や本郷、渋谷など普段の行動範囲とはちょっと外れたところだったため、「いつか行こう」と先延ばしにしていました。今年の目標のひとつは「先延ばしを減らす」ということで、渋谷の「名曲喫茶ライオン」に行ってきました。


装てんは新しいけど老舗感いっぱい。ちなみに店内は写真撮影禁止&おしゃべり禁止。本を読んでても、スマホをいじってても音を出さなければいいみたいですが、基本は「クラシック音楽に酔いしれる!」です。

2023-01-24

東京|石材店ならではの喫茶店:ストーン(有楽町)【2023年10月閉店→移転】

 

 有楽町の人気レトロ喫茶「Stone有楽町ビル店」、Twitterで今年9月閉店と教えて頂き、早速行ってきました。

まだ1月なので慌てる必要はなかったけど、「まだ大丈夫」と思っている間に機会を逃したこと、最終日間近に行って申し訳なく感じたことがあったので、今のうちから数回足を運んでゆっくり別れを惜しむことにしました。

 


 【追記:2023年12月】
内幸町に移転し、ガラリと雰囲気を変えてリニューアルオープン。早速記事にしました。

(拙記事)東京|移転して生まれ変わった「Stone+」

2023-01-04

東京|名作が生まれた場所:ブリッヂ(西銀座)

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インスタ映えするメロン・パンケーキでも有名な「COFFEE  BRIDGE(ブリッヂ)」。1958(昭和33)年創業です。


他にもパンケーキの種類はあるのですが、メロンパンケーキはJR東日本の「FUN!TOKYO!」のポスターにもなりました。ちなみにパンケーキ屋さんではありません。

2023-01-01

西湘|初日の出2023:だるま朝日(小田原市)

あけましておめでとうございます!


2023年の初日の出は、JR東海道本線「根府川」駅(神奈川県小田原市)のホームから撮影しました。だるま朝日です。これが見られる条件が揃う日は意外と少ないらしく、特にだるま朝日を見た人は幸せになれるといわれ、初日の出で見られるのは非常に縁起がよいのだとか。

2022-12-26

湘南|まるでお友達の家で頂くご飯、Pockett(茅ヶ崎)

茅ヶ崎にレトロ喫茶はあまりないのかなあと思ったら(決して多くはない)、まだまだありました。国道1号線に出る少し手前の「pockett(ポケット)」さん。ランチタイムは近くにある市役所の職員さんがよくいらっしゃるそう。


おいしいお料理に加え、ママさんのお人柄ゆえ、定年退職された方も時々顔を出してくださるとか。

2022-12-20

東京|昭和の品格!:喫茶ローヤル(有楽町)

 JR有楽町の駅前の東京交通会館地下1階にある「喫茶ローヤル」。ビルが開館した1965(昭和40)年に同時オープン。内装も当時のままに残しているそうです。

 

銅板の細工、大理石、ステンドグラス、ガラスを囲む木枠の彫りなどはもちろん、天井の照明や壁紙も高級感があり、素敵な空間です。

2022-11-26

湘南|昭和のショッピングセンター内の喫茶店:コーヒーショップ・海ーKai(藤沢市)

藤沢駅周辺もレトロ喫茶がだいぶ少なくなったそうだけど、映画のロケにも使われた有名店があります。でも、「地元の人がはここに行くよー」とTwitter で教えていただいたのが、「海ーKai」。

子供の頃、今より外食は特別感があり、こういうパフェはすごく嬉しかった!

 いかにもレトロ喫茶!という押した感じはないけど、入居しているフジサワ名店ビルの開業は1965(昭和40)年、昭和時代からそのままの雰囲気が残っていました。もし、「海ーKai」さんがビルと同時オープンだったら、もう50年以上ということに。

2022-11-24

東京|タンゴ喫茶:ミロンガ・ヌォーバ(神保町)【移転】

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ここのところ、レトロ喫茶の閉店・解体のニュースが多く寂しく感じていたところに「2022年12月6日にミロンガ閉店」と聞いて少々凹んでいました。老朽化による移転と聞いてほっとしたけれど、あの空間がなくなってしまうことには変わりがない。

 
最寄り駅は「神保町」。神田の古本屋さん巡りや、岩波ホールでの映画鑑賞の際には、立ち寄っていました。

2022-09-24

東京|近代的なビル群の中の昭和:喫茶サンマリ(大手町)

レトロ喫茶巡りをするとき、有楽町や神田には足が向いても大手町って忘れがち。というより、新しいキラキラの高層ビルがどっと増え、レトロ喫茶があるとは思えない雰囲気に。


その中で逆に目を引く9階建ての大手町ビルヂングは1958(昭和33)年竣工。ここには、ありそうな気が・・・・。勘は当たりました!

2022-09-09

東京|昭和のガラスブロックのモザイクが目印:国際ビルヂング(丸の内)【2025年解体予定】

最近あちこちで再開発が進み、昭和の名作ビルも解体され始めています。有楽町駅前も1960年代に建てられたビルが多いので、少しずつ記録中。


1966(昭和41年)竣工の「国際ビルヂング」。このビルの中に帝国劇場が入っているように見えて、実は合築、設計者も違うのだとか。